明けましておめでとうございます。

今回は昨年暮れに上松町東部の滑川に行った際の話です。

滑川は何でもなかなかにきれいな渓谷だそうです。
ということで車を走らせたのですが、
現地一帯では砂防ダムを造っている最中の模様。
さすがに重機やダンプの行き交う河川敷へ降りて邪魔をするわけにも行かず、
上流へ上流へと登っていきました。

すると目に鮮やかな赤いアーチ橋とダムが見えてきました。
橋を渡るとその先は冬期閉鎖のゲートで行き止まりになり、
その横にあるダム公園で降りることとします。
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公園の解説板や記念碑を見て回ったところ、
ここは昭和63年にできた滑川第一砂防ダムのようです。
デ・レーケという方の碑もありました。
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が、門外漢なため聞いたことがありません。
(この時点ではさっぱりわかりませんでしたが、
 その日の後で回った南木曽の某砂防遺構にも関係する方でした。
 それどころか近代日本の防災工事に偉大な足跡を残された方だったようです。)

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空の向こうに雲を被った御嶽山がとても綺麗に見えますが、
それでも名水と呼べるものも探さねば、
ということでダムの堤体脇を登りましたがダム自体は立ち入り禁止。
そのまま上流側へ降りてみたところ、
土石流の跡なのか、辺り一面大きな岩石や流木で埋まっています。
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(ダムの上限一杯になっています。)

この有様では下流に別に砂防ダムを造る話になるわけです。
このでかい構造物も役に立っているんだなあ、と感慨を持ってダムサイトを散策すると、

砂地に、でかい、獣の、足跡が。
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近辺にある足跡は犬の足跡と変わらないくらいなのに、
この足跡は小学生の掌くらいはありますね……… 。

熊、という単語が脳裏に浮かんだとたん、
辺りを見回し、歌を歌って存在をアピールしながら即座に退散しました。
(熊はやっぱり怖いです。)

これで終わると水の話では無
いと言われそうですので、
最後に県道沿いから写した滑川下流の写真を。
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この辺りで風景を楽しむのも良いかもしれませんね。(mura)