私が風景写真を写す場合は今でもポジフィルムを使っている
ポジフィルムを使っていることの証明には、あえて黒枠と四隅の切り込みを入れています
この理由を分ってもらえると私なりには嬉しいのです
今、デジタルカメラを使っていないのは超少数派である
勿論、フィルムで撮影できない光景を捉えることも可能である
でも、あえてフィルムを使うのには理由がある
以前、ある美術館の学芸員の講演を聞いたことがある
「美術館には写真は所蔵されない」の説明であった
絵画は一つしかないから絶対的な価値がある
もし、複数枚あれば、これは贋作である
時々、テレビ東京の何でも鑑定団という番組で放送されている
本物か偽物か? あの番組である
世の中に存在するたった一つ、これが美術館に所蔵される理由と解釈しているのです
ただし、例外があるのは「版画」だそうである
複数枚でも認められるが、そこにはシリアルナンバーがあり、これが条件だとのことです
では、写真はどうか?
原板があれば複数枚のプリントが作れるのです
でも、写真は大きさを自由に選定できる
つまり、枚数も大きさも限定できないのです
唯一絶対の存在を決定できないのが写真の弱点かと思うのです
上手く説明できないが、私がポジフィルムで撮影する根本的な理由である
たまに写真展に大伸ばししたプリントを出品する
でも、絶対にトリミングはしないのです
原板とプリントの違いは、大きさの違いだけです
風景写真を撮影する場合、ほぼほぼ三脚にカメラをセットしている
カメラをバッグに収め、三脚を畳んだら撮影は終了している
あとはラボへフィルムを持っていくだけ
今、デジタルカメラで撮影後に画素数に頼ってトリミングのし放題なんて理解できないのです
私なりには、トリミングをする = 撮影時のレンズ選定ミス と考えます
さらには、最近はクロップなんて全く別の分野かと思うのです
これで私は孤立化するのだろう
今日は休日なのでこの田園風景が見えるガストで朝食を食べた
いつものスクランブルエッグセット