皆さん、こんばんわ。世界で活躍している大阪の菩須彦と言われていますが、ダウンタウンや中島らもさんと同じ、兵庫はアマ出身のただのおっさんです。アー トフェスタ『P.A.D.14』の告知の前に少しだけお時間をください。休憩でのトイレの中や通勤通学の電車やバスでお読みください。あ、世間は休みか。 残念。

大阪の門真、香里園、布施、中崎町、東京の港区、渋谷などの、クラブ、ライブハウス、巨大複合ホール、商店街などをサーカス団の如く巡り巡った アートフェスタP.A.D.が14回目にして、大阪堂山に帰ってきました。パッドの元々のコンセプトは、堂山に(堂山から)アートを導入しようと言う動き から始まりました。大阪キタの堂山は繁華街としては、大阪ミナミと比べれば全然賑わってません。大人が遊ぶ場所なんでそれはそれで良いとも言えるのでしょ うが、活気が無いのは色んな意味で困ります。

そして、堂山は新宿2丁目に次ぐゲイタウン。ノンケからすれば、羨ましいくらいにゲイピープルがわんさか楽しんでいます。たまに混ぜて遊んでも らっていますが、そこにはほぼアートが根付いていないという世界的にも珍しい実情。たまにアートイベントと称されているのは、ほぼSM系かゴス。それも良 いけど間口広くて深いもんが他にも沢山あるだろーが!!ってな感じから、私と堂山在住のアーティストの稲葉高志さんがこの町にアートを導入したいと思った わけです。しかし、圧倒的にアートに無関心な堂山の商店街住民やゲイピープルが存在します。アートは全ての隔たりを無くすツールでもあるのに、現実は厳し いわけです。まあ、ディープな所はそっとしておいて欲しいと言う理由が、アートが根付かなかったのかもしれません。う~~~む、もう知らん。まずは、自分 達がやりたい事をやろう。アーティストやアート好きが気軽に盛り上がれる場所を作ろう。稲葉さんのBARのウーニーポンポンカウカウなんて、その堂山のど 真ん中にあるわけだし、何とか根付かせたい。音楽やダンス、アートが死んでいる大阪の中でも、意外にも反対意見が多い難しい場所を選んだのかもしれませ ん。

そんな逆境の中、アートに理解と協力をしてくれる奇特で素敵な方々もいました。好条件で貸して頂いたほぼゲイONLYのハコ「VILLAGE」、 大人気ニューハーフショーハウス「Oh!ブービーバービー!」のオーナー、荒木優貴ママ、ニューハーフの歌姫のDiva、「do with cafe」でのショーも素晴らしく、バラエティ番組にも出演している世界のドラァグクイーンのナジャ・グランディーバでした。彼女達は動くアートそのもの で、人柄も実力も充分。今回の賛同に感謝しか御座いません。

しかも、今回の『P.A.D.14』で、彼女達初めてのコラボレーションが実現しました。こんな贅沢なクリスマスプレゼントはありません。『三国 無双』というか、『三大怪獣 地球最大の決戦』というか、『東宝チャンピオン祭り』というか、『東映まんが祭り』というか、『新春かくし芸大会』というか…、えーっと、後は皆さんにお 任せします。

今回の『P.A.D.14』のコンセプトは「誘惑」です。恋愛、SEX、暴力、音楽、金、酒、趣味、名誉など世界には諸々の誘惑がありますが、そ れがテーマとなりました。今回の出演者は、大盛況で大好評だった健全なるデイイベント、門真ルミエールホールでの『P.A.D.12』の出演者達中心に構 成されています。『P.A.D.12』が表、光、A面であるならば、『P.A.D.14』は正に裏、闇、B面です。あ、暗くてダークってわけではないです が、夜開催の今回のP.A.D.はそれなりに夜の部。18歳以下は入場出来ません。今回は第壱部にライブ&ライブペインティング、休憩を挟んで、第弐部に ダンス&パフォーマンスのショーになります。『P.A.D.12』で実力を披露した出演者達の魅力が『P.A.D.14』で爆発します。ご期待ください。