以前紹介したのですが、映像がすべて消失してしまったので書き直しました。
2019年4月25日
埼玉県春日部市の牛島のフジが5分咲きを過ぎて見ごろになったので、東武アーバンパークラインの藤の牛島駅まで出かけました。
東武アーバンパークラインは新鎌ヶ谷駅で乗車すると、通常柏駅で1階乗り換える必要があります。
藤の牛島駅は春日部駅の1駅手前で、新鎌ヶ谷駅から1時間10分ほどの乗車です。
藤の牛島駅と駅標
東武アーバンパークラインの電車
牛島のフジは藤花園内にあります。
駅から徒歩10分程です。
途中に案内板があります。
藤花園入口
藤の花の時期だけ入園料が1000円徴収されます。
藤花園には大藤が3本あります。
樹齢はそれぞれ1200年、800年、600年です。
樹齢1200年のフジは、現存する藤の中で日本一の長寿です。
弘法大師御手植えのフジとも伝えられています。
国の天然記念物に指定されていて、園内にその石碑があります。
樹齢1200年のフジの説明板
根元の部分
見る角度によって異なって見えますが、株がいくつかに分かれています。
酒粕を毎年寒肥として施肥しています。
樹齢1200年のフジ
房は
この藤は全国各地の長尺フジの原木と称され、ほとんどの長尺フジはこの原木の子孫だと言われています。
牛島のフジの藤棚は面積が700平方メートルで日本一の大きさです。
周囲の花と一緒に撮ると
藤花園には樹齢1200年の富士のほかに樹齢800年と樹齢600年のフジがありますが、2本とも樹齢1200年のフジの種子から育ったものです。
樹齢800年のフジ
樹齢600年のフジ
2つのフジも棚面積は700平方メートルあります。
藤を全国的にみると、福岡県の黒木のフジが樹齢600年で牛島のフジの3本の樹齢に続きます。
この黒木のフジも国の天然記念物に指定されています。
次は石川県の常椿寺の山藤で樹齢550年です。
この藤は石川県の天然記念物に指定されています。
さらに愛媛県の貞祥寺のフジが樹齢400年で、愛媛県の天然記念物です。
こうやって比較すると、樹齢1200年の牛島のフジの凄さが分かります。
牛島のフジは9尺フジと呼ばれ、9尺まではいかないとしても、長いものでは花房の長さが2mにもなるとゆうことです。
長尺フジの対極が華美短藤です。
紅藤
白
紫
同じフジでも品種によってだいぶ異なって見えます。
藤の牛島駅に戻る途中でヤグルマギクや
アイリス
シャクナゲなどが観れました。