散歩中の4月27日にアカボシゴマダラの蛹を2頭見つけました。

エノキの枝にぶら下がっています。

 

 

アカボシゴマダラは南方系の蝶で、以前は北限は奄美群島でした。

それが20年ほど前から関東地方でアカボシゴマダラが生息するようになりました。

関東地方に分布しているアカボシゴマダラは、温暖化で奄美産のアカボシゴマダラが北上してきたわけではありません。

遺伝子的には中国大陸や韓国の亜種らしいです。

人為的に中国或いは韓国からもたらされたらしいです。

ですから奄美産のアカボシゴマダラと関東産のアカボシゴマダラは別亜種です。

アカボシゴマダラは関東では個体数がかなり多くなっています。

印西市でもかなり普通種で年に3回発生しているようです。

もはや厄介者になっていて、特定外来生物に指定されています。

外来生物法は、問題を引き起こす海外起源の外来生物を特定外来生物として指定し、その飼育、栽培、保管、運搬、輸入、販売、譲渡と言った取り扱いを規制し、特定外来生物の防除等を行う目的で制定されています。

罰則は、最高で個人の場合3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金が科せられます。

アカボシゴマダラは取り扱いが結構怖い生物なのです。

 

関東地区のアカボシゴマダラが日本の奄美産のアカボシゴマダラと雑交すると種の保存ができなくなるし、同じ食草のエノキを食べるゴマダラチョウ、オオムラサキ、テングチョウ、ヒオドシチョウと競合関係になってしまう不都合もあります。

綺麗な蝶ですが、増えすぎると問題が大きくなってしまいます。

一番の原因は人間の不用意な行動なのですが。

 

5月5日にアカボシゴマダラが羽化しました。

午前中の早い時間帯だったので運が良かったです。

 

 

 

 

第1化の春型です。

春型は「赤星」が見えないのですが、一方は薄い「赤星」が生じています。

春型としては珍しい個体です。

サイズも夏型のように小さめです。もう一方は典型的な春型で、サイズも大きいです。こちらはメスの可能性が大きいです。

 

ツマグロヒョウモンも見かけました。

 

これはメスです。

 

ヒメウラナミジャノメも第1化が発生しました。

 

 

壁にヒメシラフヒゲナガカミキリの付いていました。

 

昆虫ではないのですが、カナヘビが低木の葉によじ登って日向ぼっこしていました。

 

5月の初めころは毎年草深の森を散策します。

 

 

今年は花の開花が早かったので、タツナミソウやジュウニヒトエはもう終わっていました。

アマドコロも僅かに残っていました。

 

 

キンランも

 

 

 

ギンランもやや遅めでした。

 

 

 

マムシグサは沢山咲いています。

 

 

 

ヘビイチゴ

 

ヒトリシズカ

 

 

散歩中にミスドに何回か寄りました。