「東京難民」
著者の福澤は専門学校での講師経験があり、そこで生徒たちがあまり就職について考えないまま卒業してフリーター、そして無職になっていく姿を見たことから、小説で今の経済を伝えようと執筆を決意。
「勝ち組・負け組という言葉もあるが、今の世の中は戦う間もなくはじき出されてしまったり、コツコツ真面目にやっていると逆に大変なことになってしまう時代であるということを”東京難民”というタイトルに込めた」と話している。
大学生修(中村蒼)は親からの仕送りで1人暮らしをしていたが、お金のため地獄にはまり込んで行く。
「ブリザード ・交錯する9つの殺意」
山岳サークルの9名が遭難。
残された9つの死体と2名の生存者。空白の3日間に、何が起こったのか・・・。密室で巻き起こる、本格的心理サスペンス!
「アナザヘヴン」
とあるアパートで死体の脳みそでシチューが作られると言う猟奇殺人事件が発生。やがて同様の事件が連続して起こる中、主人公の早瀬マナブは事件を捜査するうち、犯人が人間ではないのでは? と考え始める。