「遠くでずっとそばにいる」
交通事故の後遺症によって、10年分の記憶を失った志村朔美(倉科カナ)。
実年齢は27歳でも、17歳までの記憶しかない朔美は、自分を取り巻く変化に困惑しながらも現状を受け入れ生活していたが、空白の10年間の出来事が気になって仕方がない。
付き合っているらしい男(中野裕太)や高校時代の同級生(伽奈)らの助けを借りて、喪失した記憶をたどろうとする朔美だったが……。
「ヒカリ、その先へ」
夢だったアーティストになった松下優也(松下優也)は、キラキラと輝く毎日に満足しながらも、二十歳の青年としての葛藤(かっとう)や孤独感に悩み、立ち止まりそうになっていた。
そんなある日、プロの写真家を目指すものの、夢を見失いそうな二十歳のきい(倉科カナ)と出会った優也は、彼女にとって、かけがえのない存在になっていく。
リソク「ジ、エクストリーム、スキヤキ」
大学時代は生き生きとしていた洞口(井浦新)は、それ以降気付けば15年も無為に過ごしてしまっていた。
人生を諦めて死のうとするが死にきれず、もう一度大学時代のような輝きを取り戻したいと切に願う洞口は、疎遠になっていた大川(窪塚洋介)を訪ねることにする。
奇しくも人生を変える突破口を探していた二人は、ブーメランを飛ばしに行くことにする。
大川の同棲相手・楓(倉科カナ)や大学時代の仲間だった京子(市川実日子)も巻き込み、どこかでスキヤキをしたい洞口により鍋が車に積み込まれ、一行は海へ向かう。
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リソク「みなさん、さようなら」
主演の濱田岳は小学校卒業を機に、団地から一歩も出なくなった12歳から30歳までの喜怒哀楽を追い掛ける。
その同級生を倉科カナ、永山絢斗、波瑠ら注目の若手俳優たちが演じ、母親役の大塚寧々やケーキ店店主役のベンガルらベテラン俳優たちが作品に彩りを添える。