今日はバレンタインデー。
チョコレートを贈る人も、もらう人も、「いい顔」で過ごせますように。

さて、一昨年2月よりスタートしたi-face(アイ・フェイス)は、遺影を意識した「いい顔」撮影サービス
私はカメラマンではないので、プロカメラマンを同行して「いい顔」を引き出すためのプロデュースしています
モデルや役者さんと違って、一般の人は特に、カメラマンの存在を忘れた瞬間に一番「いい顔」になると、私は信じているからです。

もちろん、出来上がった写真は遺影などにとらわれることなく、最近ならSNSのプロフィール写真など、いろいろと使っていただいてよいのですが、私がこだわったのは、自分らしい生き方をしていくために、自らの顔をいつも確認し続けて行こう、ということ。
自分の顔つきを確認することは、心の定期診断にもなるからです。
それも、ふだん周りの人が見ているけど、自分では見ることができないような「顔」。
自分が思っている顔と周りの人が思っている顔は違うからです。

例えば、
 何かに夢中になっている顔、
 嬉しくてたまらない顔、
 心の底から楽しんでいる顔、
 真剣な顔 ・・・

それは、必ずしもメチャクチャ綺麗な顔写真とは限らないかもしれません。
でもその人の魅力がいっぱい詰まった顔です。
そういう写真からは、心が見えてきます。
メッセージが聞こえてきます。
だから遺影にふさわしいはずだ、と提案してきました。
今も変わらずそう思っています。

最近は、別人かと思うほど綺麗に撮ってくれるカメラマンさんやそういう風に加工してくれる写真もあります。
それは本人は嬉しい写真ではあるにはちがいなくても、遺影の場合はどうでしょうか?
遺影だったら、その人が普段よく言ってた話が聞こえてくるような、そんな写真を目指したいと、私は思うのです。

先般発行された拙著「失敗しないエンディングノートの書き方」(法研)は、タイトル通りエンディングノートの書き方の本ではありますが、どうしてもそのあたりの遺影についても書きたくて、少し触れています。

「失敗しないエンディングノートの書き方」
監修 弁護士 武内優宏先生(法律事務所アルシエン)
A5判 定価(本体1300円+税)
出版社は、あの上野千鶴子さんの「おひとりさまの老後」を出した法研さん。
全国書店で発売中です。

2月19日、出版記念セミナー開催します。
詳細はフェイスブックのイベントページで。