今年の阪神タイガース。

開幕当初は、「まぁ、打てんわ」が続きまして、
一時期は最下位でしたが、
打線が繋がるようになると途端に白星量産。
4月21日に首位に立ってからは、一度も明け渡していません。

昨年は、5月16日に首位に立ってからは、
6月25日と7月27日の2日だけ首位を明け渡しましたが(6月は横浜DeNAベイスターズ・7月は広島東洋カープに明け渡す)、あとはずっと首位をキープして優勝しました。

今年は、昨年より早い首位。
昨年は5月10日段階で勝ち越し3でしたが、今年は勝ち越し4。
昨年より4試合消化が多いですが、
同試合数消化段階で、今年ベース(34試合消化)では昨年は勝ち越し7と多いですが、昨年ベース(30試合消化)でも今年は勝ち越し4なので、
ペースは良いと思います(昨年は5月11日からは7連勝と9連勝があり5月は19勝5敗!)。

で、実は、今季の出場選手登録・抹消、つまり一軍登録・抹消、要するに入れ替え。
投手は、先発投手の登板間隔の関係などもありちょこちょこ入れ替わっていますが、
野手は、4月3日に島田海吏選手が抹消(1試合1打数1安打で盗塁1でしたが…)されましたが、
これは先発投手枠の関係(開幕2試合目以降に先発する投手は開幕の段階では投げないのでその分中継ぎ投手ではなく野手を登録する場合が殆ど)。
その後、一昨日まで野手の入れ替えは全くなし。
序盤は全く打てなかったのにも関わらず、でした。
しかし、ここ数試合はまた打てなくなっていることもあってか、
昨日、遂に長坂拳弥選手と小野寺暖選手を抹消し、
今日、井上広大選手を登録しました(いきなりスタメン!)。

野手の入れ替えが、1ヶ月強もなかったというのは、なかなか見ません。

まだまだ、登録されていない選手の中に1軍でも十分活躍できる選手はいますが、
ここまで入れ換えなかったのは、今季の戦い方を示したところがあり、
かと言って、登録がまだの選手の活躍を信じていることもあるので、
この辺りは岡田彰布監督らしいという印象です(個人的には強いチームのやり方だと思っています)。

今日は、9回表に、
打率1割台で相変わらず不振期間が長い(けど打ち出すと好調も長めで爆発力は相手からすると洒落にならない)佐藤輝明選手の右二塁打からチャンスが始まり、
こちらもなかなか調子が上がらずスタメン漏れで途中出場のシェルドン=ノイジー選手の左適時打で勝ち越して、
勝利!

こういう試合の勝ち方は、チームに自信が芽生え育ってくると思うので、
良い勝ち方だったと思います。

 


この調子で、2勝1敗ペースで十分なんで、
気が付けば2位以下を引き離していた、という展開を期待しております!

以上、アナウンサー&ボイストレーナー 岸根正朋でした。