今日は、弁慶スタジアム·小松運動公園末広野球場(第103回全国高等学校野球選手権石川大会[8日目])に行ってきました。
 
 
今回、初めて石川大会の実況を担当させて頂きました!
 
石川大会は、今日から3回戦。
石川県営野球場と弁慶スタジアムの2球場で、今日と明日、それぞれ2試合ずつ行われます。
 
 
私が担当させて頂いたのは第1試合[小松商-金沢泉丘]。
 
小松商は、第2シード。
投手3本柱、打撃も中軸がしっかりしていて、
力のあるチームという印象。
 
投打の中心的存在ながら、初戦は登板がなかった宮下慧仁選手が、
マウンドに上がるのか、がポイントのひとつでした。
 
一方の金沢泉丘は、県内屈指の進学校ながらかつて甲子園に4回出ている古豪でもあります。
 
古くから「粘りの泉丘」と言われていたそうで、
そのような試合になるのか、ポイントでした。
 
試合は、小松商の宮下慧仁選手の適時打等で先制。
宮下慧仁選手は、今日も投手としてのスタメンではなく、
中堅手としてのスタメンです。
 
その後、金沢泉丘が1点を返し、しばらく膠着。
どちらが次の1点を先に入れるかという展開になりました。
 
先に入れたのは小松商。
リードを一気に4点としました。
 
しかし、「粘りの泉丘」。
7回裏に1点、8回裏に3点入れて追い付き、更にチャンスは続きました。
 
ここで3番手投手として、宮下慧仁選手がマウンドに上がると、
2者連続三振でピンチを凌ぎました。
 
すると9回表に小松商が、適時打と犠飛で2点勝ち越し。
その裏を宮下慧仁選手が2者連続三振(8回裏から4者連続三振)などで金沢泉丘を抑えて、
小松商が勝ちました。
 
宮下慧仁選手に始まり、
途中で失策や堂々としたマウンドでの振る舞い含めて、
宮下慧仁選手で終わった試合という印象も残りましたが、
それも感じさせないくらいの好ゲームでした。
 
解説の石田洋二さんに小松商の勝利のポイントを伺うと、効果的な犠打を挙げられました。
小松商の得点場面は全て犠打が絡んでいて、
これで確実に走者を得点圏に進めて、チャンスにしていました。
 
一方、金沢泉丘の粘りについて。
高校野球の有力·強豪校のうち、公立の進学校というのが全国的に存在していますが、
その理由について、石田洋二さんは、
戦術面と集中力を挙げられました。
そして、この集中力が、金沢泉丘の粘りを呼んでいる云々あり、
ひとつの謎が解けた感じがありました。
 
初の石川大会が、見応えある好ゲームだったのは、
とても幸運でした。
ありがとうございます!
 
放送終了後、帰阪しました。
 
以上、アナウンサー&ボイストレーナー 岸根正朋でした。