『テレビ局削減論』(石光勝 著/新潮新書)
この本は、セブンネットショッピングの「本の内容」によると、
つまんない番組と通販ばかりという、今のテレビを視る側も作る側も不幸な構造を変えるには
「キー局の削減」しかないという、元テレビ局役員が放つメディア論です。
この著者は、テレビ東京でOAされていた『テレコンワールド』という強烈な通販番組の制作に関わっていたらしく、
そこから考えると、こういう本は意外な印象を受けるところはありますが(その点は「あとがき」に記されています)、
歴史・広告・経営・制作・視聴者・多メディアなど、
多角的な視点からみて導くキー局の「民放5 NHK1」から「民放3 NHK1」は、納得出来ます。
第4章は、制作現場の現状について記されていて、
視聴率が下がり続ける原因は「テレビ離れ」につき、
その理由を中身と質だと言及しています。
そしてその言及を読み進めると、
今の制作体勢について問題があるとし、
2007年に放送された『発掘!あるある大事典Ⅱ』における捏造問題が、
著者が問題とする今の制作体勢などから起こった事件だとしています。
この部分の記述は、私自身の実体験もあったので、
その部分の共感からも、
この本の内容や導かれる結論が、理解し納得できるものでもあるのです。
敢えて言うなら、
東日本大震災に於ける一部のデマに関すること以外にこれと言って驚く内容ではなかったのと、
「このオッサン、何をアホなこと言うとるねん」という突っ込む所が全くなかったので、
そういう意味では読み応えはないですけどね
勿論、そんなのはどうでもいいんですが
ちなみに、私、今から十数年前に、某人材派遣会社に就職の斡旋を依頼し、
その会社から斡旋を受けたのが、
当時『発掘!あるある大事典』を制作していた会社(この本に記されている会社ではない)だったんです。
実際「『発掘!あるある大事典』の担当が最初の業務です」という話だったのですが、
もし斡旋を了承していたら(つまり受託しなかったんですが)、
今頃、どうなっていたんでしょうね
以上、アナウンサー&ボイストレーナー 岸根正朋でした。
この本は、セブンネットショッピングの「本の内容」によると、
つまんない番組と通販ばかりという、今のテレビを視る側も作る側も不幸な構造を変えるには
「キー局の削減」しかないという、元テレビ局役員が放つメディア論です。
この著者は、テレビ東京でOAされていた『テレコンワールド』という強烈な通販番組の制作に関わっていたらしく、
そこから考えると、こういう本は意外な印象を受けるところはありますが(その点は「あとがき」に記されています)、
歴史・広告・経営・制作・視聴者・多メディアなど、
多角的な視点からみて導くキー局の「民放5 NHK1」から「民放3 NHK1」は、納得出来ます。
第4章は、制作現場の現状について記されていて、
視聴率が下がり続ける原因は「テレビ離れ」につき、
その理由を中身と質だと言及しています。
そしてその言及を読み進めると、
今の制作体勢について問題があるとし、
2007年に放送された『発掘!あるある大事典Ⅱ』における捏造問題が、
著者が問題とする今の制作体勢などから起こった事件だとしています。
この部分の記述は、私自身の実体験もあったので、
その部分の共感からも、
この本の内容や導かれる結論が、理解し納得できるものでもあるのです。
敢えて言うなら、
東日本大震災に於ける一部のデマに関すること以外にこれと言って驚く内容ではなかったのと、
「このオッサン、何をアホなこと言うとるねん」という突っ込む所が全くなかったので、
そういう意味では読み応えはないですけどね
勿論、そんなのはどうでもいいんですが
ちなみに、私、今から十数年前に、某人材派遣会社に就職の斡旋を依頼し、
その会社から斡旋を受けたのが、
当時『発掘!あるある大事典』を制作していた会社(この本に記されている会社ではない)だったんです。
実際「『発掘!あるある大事典』の担当が最初の業務です」という話だったのですが、
もし斡旋を了承していたら(つまり受託しなかったんですが)、
今頃、どうなっていたんでしょうね
以上、アナウンサー&ボイストレーナー 岸根正朋でした。