★★★★自己紹介は★★★★

★★★★こちらから★★★★

 

 

 

 

「大切に過ごすってことを、

ようやくスタートさせた50歳。

今からでも遅くないかな

 

 

 

 

 

 

そんなコメントをいただいた昨日。

※みなさま、いつもたくさんのコメント、

ありがとうございます。

とっても励みになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、これは

僕がまだ実家で暮らしていた時のこと。

 

 

 

 

およそ10年前の話である。

 

 


 

 

僕の母・まりこは

当時、50代前半。

 

 

 

※まりこの過去記事はこちら

 

 

 

 

 

そんなまりこがある日、

興奮しながら家に帰ってきた。

 

 

 

その様子はまるで、

お菓子売り場を見つけた少女のようだ。

 

 

 

 

 

そう。明らかに良いことがあったっぽい!

 

 

 

 

そして、

「ちょっと、ちょっと聞いて!」

と、息子の耳を

強奪しようとしてくるではないか。

 

 

 

 

 

 

そこで、

「あんたは旅人の前に現れた山賊か!」

と、この上ないクールなツッコミを返す僕。

 

 

 

 

 

それを

「そんなことより、聞いて!」

と返す母。

 

 

 

 

どうやら母は、山賊ではなく、

こちらの話に聞く耳すら持たない黒船・ペリーだったようだ。

 

 

 

 

諦めがついた。

 

 

 

 

ここで争っても埒があかないと、

僕は「僕の耳」を開国することにした。

 

 

 

 

まりこの興奮の原因はこう。

 

 

 

どうやら、先ほどスーパーの駐車場で、

80代くらいのおじいちゃんに

「そこ、じゃま!」

と絡まれたらしい。

 

 

 

それなら、なぜ興奮しているのだろうか。

 

 

 

 

 

そんな疑問をかき消すように、

まりこは「でも」と続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「でも、そのおじいさん。

私のことを、

ちょっとそこのお嬢ちゃん

って言ったのよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

まりこが興奮しているのは、

おじいさんに怒鳴られたことではなく、

おじいさんのまりこに対する「呼称」だったようだ。

 

 

 

 

 

 

その日、まりこの足取りは

なんだか軽かった気がする。

 

 

 

 

 

よくよく思い出してみると、僕もつい最近、

駅でおじいさんに「坊っちゃん」と言われて驚いた。

 

 

 

 

 

さらに言うと、高校生が、

6歳になる娘の横で「若いっていいなぁ!」とつぶやいているのを耳にしたことも。笑

 

 

 

 

 

 

80歳から見ると、50歳は、

まだまだお嬢さん。

 

 

 

 

 

だから、何かをスタートさせるのに遅いだなんて、とんでもない。

 

 

 

 

それに、50年生きてもなお、

「初」があることを

喜んだほうがいいとも思う。

 

 

 

 

 

 

その人生は、

 

もうやり切ってつまらなくなった

ゲームではなく、

 

まだまだやりがいのある

ゲームだということだから。

 

 

 

 

 

じゃあ、80代の人、90代の人は

さすがに、日々を大切に過ごすのに

遅すぎるよね? と反論がきた場合。

 

 

 

 

これもまた、

僕は遅すぎるとは思っていない。

 

 

 

 

なぜなら、天国の人から見て、人間の生活は

ノドから手が出るほど憧れらしい。

 

 

 

 

味もしない、感触もない世界から見ると、

この世は夢の世界なのだ。

 

 

 

 

だから、あの世から見た時、

あなたの見ているすべての景色が絶景。

 

 

 

 

 

あの世の人からすれば、

手を伸ばしても伸ばしても

届かない宝物が、

全ての人間の目の前に

用意されているのである。

 

 

 

 

そして、あの世で呼ばれる

その宝物の名前は「日常」。

 

 

 

 

 

 

人間、何歳になっても、

目の前に広がる日常の全てが、宝物なのだ。

 

 

 

 

 

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