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スピリチュアルな世界で、

「次元上昇」という言葉をよく耳にする。

 

 

この「次元」とは、

一体なんのことを言っているのだろうか。

 

 


これは寝る準備を終えた、ある夜のこと。



5歳になる娘にせがまれ、絵本の読み聞かせをしていた。

 

 

リクエストは、『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』。

 

 

この絵本には、あ段からわ段を頭文字にした食べ物が、

毎ページにひとつずつ登場する。

 

 

例えば、「あ」のページであれば、

「あっちゃん あがつく アイスクリーム」といった具合に。

 

 

 

たしかちょうど「さ」のページを開いた時だと思う。


このページに描かれているのは、「サンドウィッチ」。

 

 

この類の絵本を読み聞かせていると、

必ず絵を指さしながら「これなーんだ?」という会話をしないだろうか?

 

 

僕も恒例行事のように、娘に対し、


「サンドウィッチに挟まれた具はなーんだ?」


と聞いた。

 


 

ちなみに、そのサンドウィッチは

「卵サンド」。

 

 


すると、娘はこう言った。

 

 






「これは、絵だよ」

 





 

え?

絵だけに、え?

 

 

 

娘よ。確かにそうだ。

 

 

それは確かに、サンドウィッチに挟まれた卵の「絵」だ。

しかしだ。その発言は、視点が宇宙すぎるぞ。

 

 




ただこの出来事は、


「この3次元の地球において、

あなたらどの次元で生きる?」


と問いかけられている気持ちにもなった。

我ながら、変態。

 



 

仏教のルーツを生み出したと言われるブッダ。

これは彼がまだ生きていた頃の話。


 




当時は混沌とした時代。

 



その日の食事にありつけない者も多く、

そこらじゅうに遺体が転がっていたという。

 

 


そんな中、弟子の1人が、


「女性に惑わされて

私生活がままならないこと」


をブッダに打ち明けたそうだ。

 



要は性欲との付き合い方を

ブッダに問うたのだ。

 

 

するとブッダは、おおよそこんなふうに答えたらしい。

 

 

あなたが

惑わされている女性と、

あそこに転がっている遺体。


私にはどちらも

肉の塊しか見えません。

それなのにあなたは

遺体のほうに

惑わされないのは

どうしてですか?と。

 

 

「全然、違うわ!」と言いたいところだが、

やはり仏教のルーツを生み出した人物なだけある。

 

 

生きる次元が違いすぎる。

 

 

そう、まさに次元が違うのだ。

 




ブッダに、娘にも問うた「卵サンド」の質問を投げかけたら、どうなっただろうか?

 


もしかすると、

「そこにはなにもありません」と

「空の概念」を持ち出されていたかもしれない。

 

 


僕の次元で見ると、

卵サンドの絵は「卵サンド」。

 


ところが娘の次元で見ると、

卵サンドの絵は「絵」。

 


ある人に聞けば、

卵サンドの絵は「インクがへばりついた紙」と答えるかもしれない。

 



またある科学者は、卵サンドの絵に対して「素粒子」と答えるだろう。

 



そして、ブッダは「なんにもない」と。

 

 


これが「次元の正体」なのではないかと考えている。



要は、次元の違う世界があるわけでなない、ということ。



目の前に現れた同じ世界に対し、

どのピントで見るか?が次元の高い、低いを決めるのだ。

 

 



僕個人の考えとしては、どの次元が良い悪いと言うつもりは毛頭ない。

 

 


ただ、次元が高くなっていくほど、悩みは消えていくだろう。

 

 

なぜなら僕にとっての「苦しみ」も、

高次元で見れば、「ただの感情のひとつ」。



もっと高次元的に見れば、

「目の前の出来事に対する心の反応」ともとれる。

 

 

そういう意味で

生き方は選べるのだ。

 

 

 

「この出来事に対しては、

この次元で捉えよう」


「でもこの出来事に対してはこの次元かな」


と都合よく混ぜたっていいとすら思っている。

 



 

ただひとつだけ。

たったひとつだけ、

僕の心配事を聞いて欲しい。

 

 


もし娘が迷子になったとしてだ。

 


警察に、


「お嬢ちゃんの住んでいるところは

どこかなー?」


と聞かれ場合。

 

 

娘が、

「私が住んでいるのは、

地球よ」

と答えそうで怖いのだ。

 

 

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