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ある化学者の方と話していた時のこと。
その化学者は言い切った。

 


「この世界に毒は存在しないんです」と。



 

例えば毒の代名詞のひとつ、青酸カリ。
 

およそ0.2グラム摂取するだけで、

数分後には死に至る。

 

 


僕からすればどう考えても「毒」だけど、

やはり「毒ではない」と言うのだ。

 

化学者曰く、青酸カリとは、

単純に「死に至る量」が極端に少ないだけ、らしい。
 

 

 

さらに化学者は続ける。

 

 

「キッチンにある塩や砂糖。
これらも、1日に何キロも、何十キロも

一気に摂取すれば、人間は死に至ります。


そう考えると、ある意味では毒と言えるし、

単純にある程度の量であれば、

摂取しても死に直結しないだけ

だということです」

 

確かに冷静に考えてみるとだ。

 

 

まったく害のなさそうな水にしても、
莫大な量を摂取すれば、

きっと人間は体内で溺れてしまうだろう。
 

 

水ですら、捉え方さえ違えば、

「毒」ともとれるが、

誰も水のことを毒とは言わない。

 

 

そういう意味で、

この世界には毒は存在しないし、

ある意味で全てが毒と言える、ということだ。

 


この話を聞いて、僕ははっとした。

 


これはつまり嫌いな人も、

存在し得ないんじゃないかと!



嫌いな人、というのは、

単純に摂取量が多いだけなのではないだろうか。


ここで言う「摂取量」とは、「距離」のことを指す。
 

 

物理的な距離もそうだし、心の距離もそう。


人それぞれには、適切な距離というものがあり、

その一線を超えると害が及ぶ。

 


こうして、人は「嫌い」と認識する。

 

 

これは先ほどの水の例えにを振り返ると、

好きな人にだって適切な距離がある、ということ。

 

 

24時間365日、

ずーっと半径5センチの距離にいたら、

きっと嫌(毒)になる。笑




多分そう!

いや、絶対そう!




昔、会社で大嫌いな上司がいた。


何かにつけて、

言いがかりをつけてくるような番長的存在。




そんな上司とは、

2年間のすったもんだがあり、

異動を機に物理的な距離ができた。


すると、不思議なことが起こる。
 

 

なぜか、そのすったもんだの日々が、

いい思い出に変わっているのだ。


 

なんなら、少し恋しくすらある!

青春の1ページになってる!

 

食べた後はこりごりでも、

なぜかまた食べたくなる、

二郎ラーメンのようだ!

 


化学者は、言い切りました。
この世界に毒は存在しえないと。
あるのは、死に至る摂取量の違いだけだと。



それは僕だって言い切れる。
この世界に嫌いな人は存在しえないと。
あるのは、嫌いに至る摂取量(距離)の違いだけだと。

 



人と人には、適切な距離感というものがある、ということ。

ただ、とは言っても、

物理的に距離を離すのが難しい時だってあるんだよなあ。
 

 

そんな時は心の距離だけでも。

 

 

「この人に影響を受ける人生はやめる」と

心の中で宣言するだけでも、いくらか心が楽になり、

少しばかり嫌いな気持ちやもやもやが、

マシになるような気がします。
 

 

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