アニスウッザマン、DG717、Evernote
東京工業大を卒業して、米国でMBA取得、その後入ったばかりのIBMでリストラに。IBM当時、社長になりたいと言ったら、40歳にならないと無理だと言われたそうで、IBMも日本の古い会社と同じようなもんだとのこと。当時の上司に社長になるより、社長のための社長になったほうが貴方に向いているのではと言われVCへ。
その後、何社かのStartupがウッザマンさんの前のピッチ。あるStartupのピッチのあとに2、3質問した後秘書の方に「名刺渡してください」「面白いですね」「投資しましょう」!
はっ?へ~!ほんと!?
ほんとにエレベーターピッチで投資になることがあるんですね~。ピッチを甘く見てはいけません。いつどこでピッチする機会に恵まれて、次のチャンスに繋がるか分からないんですから。
デジタルガレージが運営するDG717を訪問
デジタルガレージが開設。シリコンバレーに進出して20年間のネットワークが生きている。ネットワークは伊藤穣一氏の個人の力によるところが大きい。会社単位で借りているところが多いので、意外とコワーキング内の交流はそれほどないそう。最近はハッピーアワーでお酒を飲みながら交流する機会などを作っているそうです。メルカリやグノシーなどもシリコンバレー進出の拠点として借りているとのこと。サンフランシスコ周辺ではこのような施設が数百あり、イベントが毎日10以上は開催されているそうです。朝からのイベントも多い。金曜日は遊びに行くのでイベントの開催はご法度というのはアメリカらしいところか。サンフランシスコ周辺のイベント情報が集約されたサイトがあって、みんなそこをチェックして今日はどこ行こうかという感じで選んでいくそうです。サンフランシスコ・シリコンバレーのいいところは、その辺にすごい人が普通に食事してたりすること、ジャックドーシーなんかその辺のレストランでよく飯食ってるそうです。
Eventはこちらでチェック。日本から行くときもあらかじめ確認しとくといいですね。
https://www.eventbrite.com/d/ca--san-francisco/startup-meetup/?crt=regular&slat=37.7749&slng=-122.4194&sort=date
シリコンバレーに場所を移して、Evernoteを訪問。
いつも利用させてもらってますEvernoteさん、会社内は撮影禁止とのことで残念ながら内部の様子は紹介できませんが、ゆったりとした社内で社長の机も普通の社員と同じところにあったり、フロアが分かれてしまってコミュニケーションが阻害されることを予防するため真ん中に大きな階段を作って、そこを行き来しやすくしたり、わざとドリンクを取りに他のフロアに行かないといけないようにしたり、といった工夫をしているそう。社員の集会はこの大きな階段に座ったり、吹き抜けになった上のフロアに集合して行うそうです。ウォーキングマシーンで歩きながら仕事ができるようなスペースや、トレーニング室、レンタル自転車、電気自動車のカーシェアリングなども完備。当然のように社内食堂はすべて無料。
エバーノートの社内食堂
エバーノート日本法人会長の外村さんからレクチャー
日本人は謙虚すぎ、先回りして考えすぎ。
はじめから尊敬しすぎるとそこで距離が生まれてしまう。
シリコンバレーにきたら、
あんな奴ができるなら俺にだってできる、
とりあえず楽しそうだからやってみる。
組織ではなくすべて個人との付き合い。
情報ではなく生の経験を聞く。
知識ではなく、それを得る方法を知る。
といったことが大事。
ITだけでなく、自分のキャリアも安住・安定はもはやない。
現時点で必死に考え、小さくやってみる。
いくつかの最新のイノベーションの事例も紹介いただきました。
ホントに進化が止まらない変わり続けている場所なんだと気づかされました。
ぼやぼやと日本で過ごしていても置いていかれるばかりですね。
少しは日本もアメリカに追いついているのかと思っていたら、シリコンバレーからは
5年は遅れているんだろうなというのを実感します。
やっぱりシリコンバレーに年に1回ぐらいは来ていかに世の中が進んでいるか実感しないとだめですね。理想ですが。