この時まだハラーを買うか買わないか迷っていた私は、とりあえず実物を見てみようと在庫があるお店を調べました。


基本的にはおしゃれ家具のセレクトショップとして知られているACTUSさんや、ハラー直営のショールームが丸の内にあるとの事だったので、妻と子供達を連れてショールームに行ってみる事にしました。


事前に電話すると、予約すればパソコンのシミュレーターを使って自分好みに組み合わせたイメージを見ることができるとの事だったので、予約も一応しておきました。

※USM haller HPより

ショールームの入口はこんな感じで、2Fがメインの展示スペースになっています。
通常は左側の階段から入っていくのですが、ベビーカーなどがある人は◯の箇所に電話があるので、それで店員さんと話すと矢印の方向にある従業員入口を案内してもらえて、エレベーターで2階に上がれます。

いざ店内に入ってみると、あらすごい。


ハラーが四方八方に置かれていて圧巻でした。

中でも興味深かったのは、このオレンジのチェストでドアを開けるとデスクに早変わりし、しかも照明も自動でつきました(どういう仕組みなんでしょう)

店員さん曰く、ドロップダウンというドアがついたタイプで10キロまでなら負荷をかけても壊れないそうです。
(逆に10キロ以上の強い負荷をかけると両脇のバネが伸びたりする)

それにしてもハラーは大きいです。通常のタイプだと横幅75センチで奥行きが37センチくらいあるので、一つのボックスでかなりの大きさ(=収納力)があります。
もともとスイス生まれなので、日本の住宅環境に置くと良くも悪くも存在感が出てしまうのでしょう。


一通り店員さんからの説明を受けたところで、個人的に一番気になる点を聞いてみました。

自分「これって自由に組み合わせができると聞いたのですが、自分で組み換える事ができるって事なんですか?」
店員さん「いえ、特殊な工具を必要とするので、組み換えの際には当社の技術スタッフがお伺いして有料で組み替えることになります。あと骨組みの強度の計算も必要としますので、お客様自身での組み替えはできません」

自分「そうなんですね。将来的に増設したい場合はパーツを買い足すイメージなんですか?」
店員さん「そうですね、ただ増設の予定がない場合は一部パーツを接着してしまうので、あらかじめご予定を伺う場合もあります」

自分「てっきり自分でも組み換えできるものだと思ってました」
店員さん「以前ご自身で分解されたお客様がいましたが、再構築できなくなって結局当社に依頼がきた事があります。。」









なるほど、燃えてきました。


昔から不器用なくせに、人一倍モノづくりが好きだった私は、こういう話を聞くと、逆にとことん突き詰めてしまう性分なのです。
しかも、中古パーツを集めて自分で作った方が少しは安く手に入るのではないか?と安易な事も考えてしまいました。
裏を返せばもうこの時にはすっかりハラーを気に入ってしまっていたのでしょう。

シミュレーターでイメージを作ってもらう事をすっかり忘れた私は さてなにから始めようか と考えながら帰路につくのでした。

これから目の当たりにする高い壁がいくつもあることも知らずに。。

続く