小中学校1人1台端末の修繕が追い付かない問題。
議会で取り上げたところ、現状で約1000台の端末に不具合が生じていること、
また修繕等により「手元に端末が無い児童生徒」が690名(全児童の約7%、各クラスに約2名)もいることが判明しました。
端末が手元に無い子は、調べ学習等の時間に「何も出来ない」という状況も発生しているようです。
尚、端末は国の予算措置により、R7年度末までに一斉更新をすることが示されました。
つまり、今の端末をあと2年は使い続けることになります。経年劣化は否応にも進みますから、ここからがむしろ正念場です。
修繕が追い付かない理由が、修繕費と代替機の不足であることは答弁からも明らかになっています。
議会で、修繕費と代替機の確保を強く求めました。(修繕予算は増える見込みです)
また、画像のような状態にも関わらず「修繕の必要無し」と判断される事例も確認されています。
学校管理下以外において、明らかな過失で壊れた場合の、自費負担はもちろん必要と思います。
しかしながら、学校教育の中で壊れた場合や、明らかに経年劣化で壊れた場合(そもそも代々使われるため、子供たちの手に渡る端末は中古です)にも、修繕が追いつかない現状は、大きな課題があります。
また、端末は市の貸与品であるため、仕様も設定も統一されていますので、保護者の判断で修繕や新調することも出来ません。
端末の故障により、取り残される子どもたちが一人も出ないように、議会から声を挙げて参ります。