同じ食事で便秘・下痢 | 岸紅子オフィシャルブログ「Holistic Beauty」Powered by Ameba

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最初に謝っときます。
お食事中のかたすいません。

今日はお通じのお話。

家族で同じものを食べているはずなのに
お父さんは下痢、お母さんは便秘
なんてことよくありますよね。

あれ、不思議だと思いませんでしたか?

私も若い頃は便秘症で
「食べたら出る!」と豪語する
お父さんがうらやましいわ、
なんて思っていました。笑

男女の違いで腸の消化の力が
違うのかしら?
と思ってましたが・・・

でも、よく調べてみると
便秘も下痢も原因は一緒
のことが多いんですね。

つまり
どちらも腸が働いてない
状態というのには変わりがない。

ただ、男女の違いが出るのは
・筋肉量
・食事量
・女性ホルモンの関与
が大きいのです。

当たり前だけど、
男性より女性の筋肉量は
圧倒的に少ない。

だから、外に押し出す力が弱く
滞留してしまいがちです。

次に食事量も女性の方が
相対的に少ないので、
出にくい。

そして、一番大きいと思われるのが
女性ホルモンの関与です。

女性ホルモン、特に
プロゲステロンという
本来妊娠を維持するための
ホルモン(別名母ホルモン)には、

体を溜め込みモードにする
特徴があります。

赤ちゃんを守る母心満載の
ホルモンですから、

子宮内膜をフカフカにして
羊水も準備しなきゃ~と
張り切って溜め込みます。

いらぬものまで溜め込みます。

このプロゲステロンさんが
活動的になるのは
排卵後から生理前まで。

この期間は、
正直おデブになりやすい。

水分溜め込んでむくむし、
便秘になりやすいんですもの・・・
ついでに、肌荒れしたり
することも。

「便秘が悩み~」という方で
特に生理前に便秘になりやすい、
生理が来るとむしろ快便という方は
プロゲステロンの影響が強いかも。

そういう場合は、
腸内細菌を強化する食事
(私がよく言うのは
・食物繊維
・発酵食品
・オリゴ糖
の最強3点セット)の他に、

女性ホルモンの
バランスをとってくれるような
ハーブ、アロマ、漢方
のいずれかを組み合わせると
ものすご~く良いと思います。

一例を挙げておくと、
ハーブ:チェストツリーが有名。
それを含んだブレンドハーブティーを
3ヶ月程度続けてみると効果を実感しやすいです。

アロマ:クラリセージ(私の必需精油!)
を中心に、可能であれば
スターアニス、マージョラムなど
をブレンドしたオイルを毎日下腹部に
塗ってマッサージをしてみて。
クラリセージはひとつ持っていると
女性の強い味方に。

漢方:当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
加味逍遥散(かみしょようさん)
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は
3大婦人科系漢方薬。
体質によってチョイスが変わるので
漢方薬局でご相談を。

便秘ひとつとっても
原因によって対策は変わります。

食事が原因か
ホルモンバランスが原因か
ストレスが原因か
はたまた内臓疾患が原因か・・・

まずは何事も原因を見極める
所からスタートですね。