おこたえ&妊活に関して | 岸紅子オフィシャルブログ「Holistic Beauty」Powered by Ameba

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下記のようなご質問をいただきました。
私の経験と知識からですが、お答えしますね。
お役に立てれば嬉しいです。

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昔から岸さんのファンです。
実は私は今、妊娠希望なのですが、2年前に拒食症のような痩せ方をしてしまい、その時から生理が自然に来なくなってしまいました。
現在はもうちゃんと食べれるのにホルモン剤で無理やり生理を起こさなければ来ないままです。。

こんな私が少しでも子宮に良いことができるとしたらどんな事をすればいいでしょうか?
岸さんは赤ちゃんを待つ間は辛くありませんでしたか?
良かったらアドバイスお願いいたします。

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RUIさん、そうかそうかぁ。辛いですよね。
私もホルモン治療して妊娠待ちの時は、
かなり心の中は暗かったですよ。
毎日がいつ抜けるかわからない暗闇のトンネルって感じで。
更年期障害のような症状で体調もサイアクだっだし。

ホルモンバランスって、本当に微妙で繊細で
そのくせ、影響力だけは物凄い。
体調もメンタルもユッサユッサに揺さぶりますからね。

でも、できることはあるから大丈夫。
子宮に良いこと、コツコツやって行きましょ。
そのためにも、自分を知ることが大切ね。

まずね、痩せ過ぎたときに生理が止まっちゃったのは何故かを
理解すると、ヘルプになるよ。
それと、ホルモンバランスを整えたり妊娠できる体づくりを
一緒に考えましょ。所謂、妊活ね。
みんなも参考にしてみてね。


まず、痩せ過ぎというのは、人体にとって命の危機!
と体は感じますよね?
すると、生命活動の中枢コントロールセンターである
視床下部は、
生殖なんてしてる場合じゃない!今すぐフリーズ!
と性ホルモンの分泌をストップさせてしまいます。

これ、痩せ過ぎじゃなくても、
例えばすごくショックがあったり
ストレスがたまりまくったりしても同じような
ことか起こる可能性があります。

体が最優先するのは当の生命体の存続だから、
維持するだけで精一杯、ストレスを処理するだけで手一杯
となれば、当然それ以上の仕事をする余力がないわけで、
子供は後回し!と判断するのです。まず、生きるためにね。

そこまではよく分かる話ですよね。
でも、その危機を脱して今は健康的になったはずなのに
生理が止まっちゃったままなのは何故か?

これは、視床下部がフリーズしてロックがかかってしまった
ままだから。ロック解除をしてあげなくちゃ、なのです。

一般にBMI値が18を下回ると無月経になりやすいと
いわれますが、そこから回復して
ちゃんと20を越えてしばらく経っているのに…
という場合、おそらく脳がロック状態から抜けられていない
のだとおもいます。

そういうばあい、婦人科でホルモン治療をして数ヶ月
連続して排卵させて、視床下部にホルモンの出し方を
思い出させる、という方法が一般的です。
おそらく、痩せる前まで順調に生理があったなら、
そういう方法で戻ってくる可能性は高いと思います。

そういった治療と同時に、
視床下部に励ましを送る意味でアロマを試して見てほしいな。
「この香り大好き!」と本能的に求める香りを探してみてください。
効果効能やお値段関係なく、鼻と直感だけでジャッジするのよ!

見つけた大好きな香りはお部屋にたいたり、
ホホバオイルなどのキャリアオイルに混ぜてマッサージに使ったり
バスソルトにしたり、ハンカチに含ませて鞄にいれたり、
色々にしていつでも香りにアクセスできるように。

その度重なる好きな香りの刺激が、視床下部にとってのご馳走
だとおもって。
「はぁーイイにおい」と思うことが大事よ。(^_-)-☆
それで視床下部ちゃんの元気が出てくれば治療の助けに
必ずなると思うので、やってみてね。
まずは脳へのアプローチよ。


で、ココからが妊活の話。

妊娠待ちならば、徹底的に婦人科系の状態を調べることを
お勧めします。不安解消としてもオススメ。
もちろん、普通の健康診断レベルのことはマスト。
でも、それじゃ妊活情報としてはあまりに不十分なの。

女性ホルモンの分泌状況、卵巣年齢、
卵巣や卵管や子宮の状態、基礎体温、
できたら血液中の活性酸素量や
月経ドッグを使っての子宮内環境分析なども
調べてみてください。
本当にいろんなことが分かります。
(本来ならそういう一切合財の検査費用こそ保険適用にして欲しいよね(T ^ T))

でも、妊活って、ど正面から自分の体に向き合える
またとないチャンスなんです。
わかると、戦略立てやすいし、お医者さんとの
二人三脚感が出て、自分も治療に参加してる
というか、自分が主体で治す、ケアする、産む!という
自意識が芽生える。

そこかなぁと思います。

ホルモンバランスは肉体と精神両方から影響を受けるから
これを制することができれば、自分のトリセツが
わかっている、ということになる。

どう養生するか、何を気をつけて食べるか、食べないか、
ストレスをどう対処するか、どこの筋肉を鍛えるか。

特に、食生活についてはすぐにでもできることなので気にしてみて。

ちなみに、私が気にしているポイントとしては…
◉食品添加物は極力避ける(解毒による臓器負担の軽減)
◉抗酸化力の高い食事を心がける(野菜果物海草キノコ)
◉脂質はオメガ3を積極的に取る(抗炎症、脂質はホルモンの元)

また、とくに、妊活中に積極的に取りたいのは、葉酸。
ビタミンBの一種です。
赤ちゃんの神経管異常の発生予防に効果があり
妊娠前からの摂取が推奨されています。
豆類やほうれん草などに多く含まれているけれど、
こればかりは推奨量を毎日とり続けるのは
難しいので、添加物が少ないサプリメントを使っても良いとおもいます。

あと、忘れちゃならないのが温かい体作り。
赤ちゃんのお布団である子宮内膜に豊富な血液を行き渡らせ
フカフカの状態にするためにも不可欠。

そして、膣トレーニング。所謂、骨盤底筋の強化ね。
これ、産後の回復にも非常に意味があります。

と、いろいろ書きましたが、まだまだ伝えたいこと山盛りあるわ…
妊活は奥が深いよね。

また機会があれば書きますね。