いい歳して母とケンカ | 岸紅子オフィシャルブログ「Holistic Beauty」Powered by Ameba

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今日は、齢35にして老いた母にカチンときて


大人げない態度をとってしまい、自分の未熟さに反省。


明日はもう完全なるアラフォーに突入するというのに、


親のひとり上手につきあえないでどうする、


という気もするが、親子というのは近すぎて良くない。


・・・ときもある。



遠慮がないことはいいことだが、


時に気持ちを慮ることを忘れる。



根底にある愛を確信してるはずなのに


表面的な言葉につっかかり


気分次第であらさがしに突入し、感情をぶつける。



でも、普通の大人同士ならそんな


アホらしいことはしない。



もう少し互いに距離感があれば


不快感を避けてうまくやる。


それが、親子だとできない。



特に、思春期は子供にその知恵がない。


でも、この年になると、


親にその知恵がなくなる。



というか、いつまでも親から見たら


子供は未熟な存在で教授の対象なのかもしれない。


が、実際は、この年になると


子供の方が親に気を使っている。



かよわい者への慈しみとして


なるべく元気でいてほしい、


なるべく朗らかでいてほしい、と。



昔は親が子に思っていたことだろうが、


いつしか、親子の立場は


入れ替わるようになる。



でも、それが親には時として理解できない。


思い合う心があるのにお互いにとって


「余計なお世話」や「被害妄想」になるのは


それぞれの立場でしかものが見れないから。



唯一の解決策は、


距離を置くことなのではないか。


物理的な距離というよりも、


精神的な距離を。



とかく近くなりすぎる親子関係は(特に母娘)


いい歳になったら当人同士が意識して


良い距離感を保つように大人にらないと


感情的なトラブルになりかねない。



私も、母を愛しているからこそ、


線引きをしなければならない、と痛感した。


率直なこと、と気遣いがない、のは表裏で


一歩間違えば相手を傷つける。



社会では気をつけることを、


親子だと気をつけられなくなるのは、


甘えが出るからだろうが、


家族だから何でも許されるわけではない。




むしろ、長く付き合わなければならない


者同士、ハッピーな空間を作るよう


努力すべきなのだ。


それは、夫婦も同じだと思う。



同じ暮らすなら、同じ時間を共有するなら


互いが楽しくする努力をすべきなのだ。


そのことを忘れないだけの距離を


持つことは、必要なのだと思った。


母に感謝したい。