来場御礼! | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社

この度、北条時政役を演じました、大野です。


7/3(日)「曾我物語」、無事終演致しました!


今回もコロナ対策として、舞台から客席への距離を保つ、スタッフ含め会場入りする関係者全員のPCR陰性を確認する、といった劇団側の対策はもちろんですが、

規制退場、席番号の記録、など、お客様にもさまざまご協力を賜りまして、なんとか催行することが出来ました。

この場を借りて改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。


さて、「曾我物語」いかがでしたでしょうか。

大河ドラマにしっかり便乗した中、6月中頃に仇討ちの舞台である富士の巻き狩りがオンエアされており、タイミングとしても丁度良かったな、と思っています。


私が今回演じた北条時政、一説では本件の黒幕説があるそうで、個人的にはなんとなく意識してやっていました。


最後のシーンで鎌倉殿は時政にあれやこれや指示していましたが、元々の側近である工藤祐経を追い落とすことで得られたポジションだなぁと思うと、

伊東祐親が拒否した源氏の流人を受け入れる形で娘の万寿を佐殿に嫁がせ、五郎時宗の烏帽子親を引き受けて庇護し、「狩の場での狼藉など起こりませんよ」とフラグを立て…と、そう解釈出来る様な動きをしているとも取れるな、と。

狩の場に曾我の兄弟が来ていることを「祐経にも知らせておけ」と言われていましたが、おそらく伝えてませんね笑


あくまで個人の感想ですが、北条家の繁栄に向けて時政パパは色々と狙いを持って立ち回った結果の曾我兄弟の仇討ちなのかな、と。


と、様々な解釈もあり、そこも楽しめる部分と思います!

今後もいろいろな作品をお届けしていきたいと思いますので、引き続きのご愛顧を何卒よろしくお願い致します!


次回は1月!八犬伝です!

是非劇場でお会いできることを楽しみにしております!


改めまして、お客様、スタッフ各位、劇団メンバーに御礼申し上げます。

今後ともよろしくお願いいたします!



大野ともや