また、続きで | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社

ごきげんよう!

この度『南総里見八犬伝の話がもうちょっとしたい!』で船虫役を演じました筒井です。

 

絵空箱にご来場くださった皆様、そしてこの公演を応援してくださった全ての皆様に、心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございました!!

 

2018年に戌年だから!と始まったこの八犬伝企画、まさか本当に続きをやることになるとはと思いつつも、また八犬士や里見家の皆様や玉梓に会えると思うととても楽しみで、私自身この冒険の続きを見届けたく待ちわびていた一人でした。

まあ私が演じた船虫という役は、行く先々でその冒険を邪魔するポジションなんですけどね!笑

 

前回の『南総里見八犬伝の話がちょっとだけしたい!』の時から、実はすでに脚本に「船虫 筒井久実子」と書いてあったのですが、今回ようやく皆様の前に登場することができました。

 

悪女だの毒婦だの書かれ、一体何者なんだ!?と思っていたのですが、いざ演じるとなると「ていうかそもそも悪女とは……!?」と深い迷宮に入り込んでしまったものです。

最初にちょっと役の方向性を違う方向に持っていってしまい、修正するのに苦労しましたが、何とか本番前にキャラクターを定めることができました。

悪役って演じていてもすごく楽しいし、終演後は皆様に「良い悪女っぷりだった」などとお褒めの言葉をいただき光栄の至りです。

 

実を言うと、本番直前の小屋入りの日に咽頭炎で39度の熱を出してしまい、小屋入りには参加できず、ゲネプロでも声が出なくなるなど悲惨なコンディションだった今回。

思い返すと前回の八犬伝でも小屋入りの日に体調不良で楽屋で寝てたので、なんか呪いでもかかってるのか……?と思いつつ、なんだかんだ周りの皆に支えてもらって本番は無事乗り越えることができているので、本当に感謝しかありません。

 

そして今回もたくさんの客演さんや応援のスタッフさんに参加していただき、稽古中も公演期間もとっても楽しく、この公演を一緒に作り上げることができました。個性的で魅力的なキャストの仲間と頼もしいスタッフ陣、みんな大好きだ!!

公演が終わってしまうのがとても寂しいけれど、またきっと「続き」で会えることを信じてます。

 

また劇場で皆様にお会いできることを祈りつつ……

 

ごきげんよう!