家族の絆 | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社

『後三年記』にご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!

清衡の子、万寿丸役のいやまです。

 

いつも通り子役ですヽ(・∀・)

前作『陸奥話記』では清衡7歳を演じさせていただきました。

清衡は、父上(経清)、母上(有加)に夢を託されて、「よーし!!頑張って生きるぞーっ!!!」と希望をもって生き残ります!

 

しかし、今作の万寿丸は…。

大好きな叔父上(家衡)に襲われ、母上(仁子、よき嫁)の自害の巻き添えになってしまいます。

 

「斯様なことをなさる方だと、にわかには信じがたく…。」という母上のせりふの時に、じっと下を向いて何かに堪える叔父上に、昔の優しい叔父上が垣間見えました。

ダメだと思いつつも何とかなったらいいな…という微かな希望を持って母上を庇います。母上を死ぬ気で守っているつもりでしたが、叔父上を信じる気持ちは捨てきれず、本当に本当のところで死ぬ覚悟はできていませんでした。

 

すると母上が、父上の枷になるくらいなら!!と叔父上に殺される前に自害しようと守刀を突きつけてきます。

 

母上の痛いくらいの父上(清衡)への愛が伝わってきて、胸がいっぱいになりました。この時にようやく、父上のためになり母上の決意ならば仕方ないな、と無理やり納得することができました。叔父上も本当にどうしようもなくてこうなったのかなぁ。

 

↑こんな気持ちで演じたつもりでしたが、いかがでしたでしょうか。

練習時は、子どものくせに動じなすぎて、悟りきっている!!という課題がありましたが、女、子どもが死ぬ哀れさを感じて頂けましたら幸いです。戦が悪いんです!!

 

後半は悲劇しかありませんでしたが、その分最初の家族仲良しパートはとても楽しく演じさせていただきました。父上、母上、有加様、叔父上に可愛がって頂き、とても幸せな人生でした。

家族感でてましたか??でていたと思います!

だって舞台裏でもがっしり円陣を組んで仲良くしていたんですもの!!(叔父上ごめんね)

 

本当に今回は客演の皆様もよい方ばかりで、事あるごとに大爆笑が起こる楽しい座組でした。明るく愉快なキャストの皆様、素晴らしいスタッフの皆様に恵まれ、また、多くのお客様に足をお運び頂き、大変楽しく演じさせていただきました。

 

心より感謝いたしておりますm(_ _)m

またお目にかかれる日を楽しみにしております!!

ありがとうございました☆★☆★