9月4日 いっそ白鳥になりたい | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社
ごきげんよう。筒井です。


ようやく夏も終わりが見えてきましたが、相変わらず暑い日が続いてますね。
筒井は昨年末に車の免許を取って、稽古場に車で来るのがマイブームです。
おかげで余裕を持って稽古開始10分前くらいに稽古場近くのコンビニに着くのですが、
そうすると大体コンビニで久保田に会います。(笑)


この日の稽古は、まず軽くウォームアップとして背中合わせから始めました。
背中合わせの醍醐味の一つが、終わった後のコメントタイム。
相手の背中がどんな感じだったかを一言述べるのですが、
それが結構ずばり相手の性格を述べているような感じになるんですよね。
初対面で背中を合わせた人でも、「○○な背中でした」というのが
まさにその相手の性格を言い当てているかのようで……。
ちなみに私はよく「背中が熱い」と言われます。っしゃぁあああああ!!!
……いえ、たぶん単なる物理的な観測ですね。


さて、ウォームアップの後は、いよいよ台本の読み合わせ。
この稽古から決定稿で練習開始です。
動きも付け始めて、勢いでそのまま立ち稽古に入りました。
ちょうど情報解禁となりましたので、今回上演する雨月物語の4篇をここでご紹介しましょう!


◆菊花の約◆
義兄弟の契りを交わした侍は、遠く出雲へと旅立った。
9月9日、重陽の節句に帰ってくると約して。

◆浅茅が宿◆
商人になると言って去っていった夫を、妻は待ち続けた。
戦乱のなか、浅茅が宿でただひとり。

◆吉備津の釜◆
女にだらしない性分の夫、貞淑すぎる妻。
真反対のふたりが結婚してしまった。
……占いは、「凶」と出ていたのに。

◆青頭巾◆
美しい稚児に魅了された高徳の僧。
稚児の死は、僧を狂わせ……やがて鬼へと変えていく。


私も一応日文科のはしくれなので、雨月物語は大学の授業で勉強したものですが、
いやぁ、ホントなんか……すごい話ですよね。
作者は一体どんな人生を歩んだらこんな話が書けるんだろうかと思います。
ぜひお楽しみに♪


ところでこの日の前日、9月3日はドラえもんの誕生日なんですが、
私、筒井久実子の誕生日でもありまして……。
(そう、実は9月3日で「く(9)み(3)こ」だったりします。)
なんと、稽古場で団員の皆さんにお祝いしていただきました!

ともみさんがケーキを買ってきてくれたのですが、
ケーキを持ってくる時に、上に乗っているシュークリームでできた白鳥を指して
「この白鳥さんがくみちゃんなの~♪」と言ってくださったことはたぶん一生忘れません。
もういっそ私が白鳥になります。

この一年もキシャにまみれた幸せな一年になることを予感しつつ、皆さんと美味しくケーキをいただきました。


そんなんこんなで、本日はこの辺で。
ごきげんよう!

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