6月19日、衣装つき通し第一弾! | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社

千野です。




この日は衣装アリで通しを行いました。


でも……衣装アリだったことよりも、役者が全員そろっていたことの方が……もう感動ものでね……!


……いや、もう、旗揚げメンバーの多くが三十路を迎えるわけですからね、そりゃそれぞれいろんな人生の岐路的な何かに立たされたりするわけで……みんながみんな、毎回稽古場に足を運べるわけじゃないんですよね。


演出家としては、とてもとても困るけど!! でも、いち友人としては嬉しいことも多く。


だからそれぞれのペースにどうにか合わせて稽古していくほかないわけです。




……というわけで、奇跡的に全員そろっての衣装アリ通し。


といっても衣装もすべてそろっているわけではないので、仮の衣装をつけたり、ないものは今回はしょうがないよねってことにしたんですが……。


……久保田だけ、何もない……!


みんながそれなりに平安初期の装束になっているなか、久保田だけ、Tシャツにジーンズ。


……え、あのひと、無課金??


みたいなイジリを受けてました。


そしてそんなイジリは通しが始まったら消えるもの……と思っていたのですが、実際に演技が始まるとますます「ひとりだけTシャツにジーンズ」の違和感が半端なく……みんな笑いをこらえるのに必死でした。




とはいえ。


音響さん(選曲のセンスが好きすぎて無理にお願いしてしまった、キシャ3度目のお方)にも見ていただけたし、いろいろと収穫のある通しでした。


役者の出来もまずまずですかね。


通しになって急に緊張する役者もいれば、逆にテンションがあがって良くなる役者もいます。


これからは本番を見据えて高めていく段階です!




座談会の打ち合わせもしましたし、本番が楽しみだ~。


どの回の座談会も充実したものになりそうです。


皆さま、ご予約はお早めに! そして、二度、三度と見に来てくださいね。






余談。


稽古後に食事に行きまして。


乾杯のとき、お嬢さんが生まれたばかりの東に、


「おめでとうございまーす! 兄さん、いや、父さん!!」


と絡んだら、すかさず、


「お前の父親ではない!!」


と、兄さんらしい返しを受けました。


東兄さんとは今回で三度目の行平・業平。


ほかの役も含めれば兄弟関係は、えっと……ん? 何回目だ?(自分でも分からない)


本当の兄弟のような錯覚のせいで、自分に姪が生まれたような気分になってしまっている千野でした。