役者紹介⑬ | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社

役者紹介その13!

今回は……



うえたけこうすけ

ほぼ旗揚げメンバーです笑。

最初の公演の本番直前に裏方を手伝ってくれて、それから参加してくれたという感じ。

ただ、学生のときの公演は『細雪』の奥畑啓三郎役で出ただけで、一度は離れていました。

で、社会人になってから2回目の『在明の別』で4年ぶりの復帰。

『在明の別』の左大臣、『曾我物語』の工藤祐経、『義経記』の佐藤忠信を演じ……前回公演『花にあらず』ではついに橘氏忠役で主演を果たしました!


演じてきた役のラインナップからも分かる通り、ちょっと品のいい役が得意です。

左大臣と氏忠は王朝貴族ですし、工藤祐経は都かぶれの鎌倉幕府幹部、佐藤忠信は義経の家来のなかでは由緒正しい武者、という。

品の良い二枚目(笑)ばっかりだ!

というのは、それがうえたけの資質に合っているからでして。

このヒト、立ち姿がとても美しい。

いわゆる「細マッチョ」なのと、その筋肉をしなやかに使えるのが強みで、ちょっと真似できない品のある立ち姿になるんですよ。

たぶん、身体感覚が良いんだろうな……羨ましい。

『在明の別』の時は何度か濡れ場的なシーンがあったのですが、それもとてもキレイに演じてくれまして、さらに他のヒトの濡れ場にも的確なアドバイスをしてくれ……ついたアダ名が「濡れ場担当副大臣」笑

もちろん身体感覚の良さは濡れ場だけでなく殺陣にも発揮されていまして、他のみんなと一緒のスタートだったはずなのに、ひとりだけ異常に殺陣が上手くなりました。

ほんと、どんな身体性してるんだろう。超羨ましい!


そんなわけで、イイとこのぼっちゃん風な役をやったら素晴らしいうえたけ。

なのですが!

今回演じるのは安倍貞任!!

蝦夷の荒くれ武者です!!

いや、正直、他にピッタリな役はあったんですよ……。

でも、かーなーりーしつこく「貞任やりたい!」と言われたので根負けしました笑

そして、かーなーりーしつこく「槍とか棒とかで殺陣したい」と言われ続けたので、これも根負けして、槍で戦ってもらうことにしました笑

だから、今回は、すごく楽しそうに稽古しています。

今までのは何だったんだろうってぐらい、いきいきしていて、ちょっと面白い笑

確実に、今までお見せしたことのないうえたけになっていると思いますので、楽しみにしていらしてください!


さて、全ての役者の紹介が終わりました。

紹介してきた13人と、私(千野)が今回の出演者です。


……あ。私の紹介っているかな?? いや、それってただの自己紹介……笑