少納言や女三宮や宇治の姫をやったりしたものです。
かれこれ一年以上付き合った芝居が幕を下ろしてしまうというのは、なんだかとても寂しいですね。紫のゆかり役の子も言っていましたが、つい、次の稽古はいつかと思ってしまいます。
五人住んでいた人たちが一気に私の中からいなくなってしまうわけですし、なにより、ずっと『源氏物語』の完成に向けて携わってきたみんなに会いたくなってしまうので。
しかし、公演前の時の準備中に、物を届けにきた母が、「あんた本当に楽しそうな声してたわね」と帰宅後言ってきたので、自分で思っていた以上に、そりゃもう楽しかったのだと思います。
大変なことも多々あって、私はずいぶんみんなに助けられながらやってこさせてもらったのですが、そういった至らない申し訳なさを差し引いても、楽しかったと言わせてもらいたい公演と、それまでの日々でした。
まぁ個人の感傷はこのぐらいにしますと、予想以上のお客さんに、学科の教授、事務の方々、先輩方、一度学園祭の本番を迎えて練れていたみんなの演技・スタッフワーク、追加公演から参入とは思えない新しい役者陣に支えられて、一日四幕上演というよ~く考えると無謀極まりないことを見事やり遂げてしまったのは、凄まじいことですね!
まだ自分たちがやったものを客観的に見ることは出来ませんし、ハプニングもたくさんありましたが、いい物を作り上げられたと思っています。
みんなありがとうございます。
個人的にはこの一言に尽きます。
本当にいろんな方々に感謝です。
ありがとうございます!
……またがあった時はよろしくね(笑)