在明の『別』 | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社
こんばんは!
左大将役及び音響・美術を担当しました
相澤優多です!

公演が終わったとたんに気温がガタッと下がり、世間はすっかり冬の様相を呈してまいりましたね。
皆様お風邪など召されていませんでしょうか?


さて!
『在明の別』
皆様楽しんでいただけましたでしょうか?

原作はドのつくマイナーな作品ですが、非常に面白いです
個人的には、『昼ドラ』の元祖って言っても良いんじゃないかなと思います笑
そんな原作の良さの一端でも、我々の舞台によって皆様にお伝えすることが出来たなら幸いであります!
本当は複数回見ると、血縁関係がクリアに理解できて、より楽しめるのですが…(ここは演劇の難しいところですね)


今作で僕は『左大将』という、、最低な男の役をやらせていただきました笑
こいつは、まあ-、仕事は出来るけど、色好み。
しかも、女を蹴るわ襲うわ、部下に嫌みは言うわ…。
自分とは正反対の役柄でした(←ほんとか?笑)

それだけに、彼の気持ちになりきるのは、それなりに難儀しました。
女性を襲う気持ちなんて全然理解できないし!
なかなか上手く暴力をふるえなかった時期もありました笑

ですから、本番で演じた性格がベストだったのかどうか、僕には解りません。
終わってからも「もっと他にやりようがあったんじゃないか」と思うときもあります。

けれど、すくなくとも、
舞台に刺激を与える『スパイス&起爆剤』
としての役目は、
無事果たせたんじゃないかな、と自分では思います。
…どうだったですかね?笑


しかし、舞台に立つということは、何度経験しても良いものですね。
出番が残り少なくなってくるときの切なさや、
役者同士、上手く呼吸を合わせて演技できたときの興奮、
お客様からの拍手を受けた時の多幸感。
いずれも他では味わうことの出来ぬ、素晴らしいものです。




今回は、
悪い意味で社会人劇団らしく、皆の予定が中々合わず、完璧な準備ができないまま本番を迎えました。
当然、準備不足からくるミスも生じました。
この点に関しましては、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

しかし同時に、前回の時より進歩した我々の姿も、しっかりとお見せできたのではないかとも思います。
我々の成長を見守ってくださる皆様の暖かいご支援を無にしないよう、
反省を次に生かし、より高レベルな舞台をお見せしたいと社員一同考えております。

次回は来年夏!
『曽我物語』です!
是非とも、今のうちからスケジュールをあけておいてくださいませ!笑





最後になりましたが、
今回の舞台を最後に、僕は一旦『きしゃ』を離れます。
思えば、最初に参加した時から数えて丸4年になります。
長かったような短かったような。辛いことも楽しいことも沢山ありました。
でも、応援して下さる皆々様と、頼れる仲間達のおかげで、
充実した時間を過ごすことが出来ました!
本当にありがとうございました!

正直に言って、『きしゃ』との別れを迎えるのは、非常に切ないです…。
ですが、またいつか、右大将&女院のように、戻ってくる時があるかも知れません。
その時は、どうぞ、よろしくお願いいたします!


それでは、この辺で失礼いたします!
おやすみなさいませ!


感謝をこめて
相澤優多