11月22日 | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社
行平役のものです。
ふと気がつけば明日は稽古日。仕事で出れないのはともかく、日記を書かないままなのは弟や妹に怒られそうな気がするので遅ればせながら前回の稽古日記です。

今回の稽古場は久松町区民館。
すでに何度も(自分は二度目)利用している施設でありますが、明子様がまさかの迷子(笑)最終的にタクシーに頼るもタクシーまで迷うというミラクルを起こしておりました。無事に着けて何よりでございました。

今回は前半は(恒例の)業平・国経の殺陣の練習や衣装の採寸・後半はビデオカメラを設置しての通し稽古という形で行われました。久方ぶりのフルキャストでの通し稽古であります。・・・や、本当にいつ以来だ?(笑)確かめると怖いことになりそうなのであえて確かめないですが。
稽古自体は普段間違えない台詞がぽっかり抜けたりしましたが、自分の中ではある程度まとまった行平像を持って出来たかなぁという感覚です。他の方々も順調にまとまってきているなぁという印象を受けました。藤原兄弟は見る度に上達の軌跡がはっきり見えますし、自分の弟妹のやり取りもいい感じに熟成されている感じがいたします。やはり年季が違うね。
ともあれ、代役を交えない通し稽古はやはり重要なんだなぁと感じました。稽古の間中緊張感が途切れないというか、手抜きのない状態で出来るのはフルキャストであってこそかと。
来月は2回は正規の稽古に参加出来るかなぁと思いますので、また全員で出来ることを望みます。

それと、今回の稽古は業平のみ衣装着用での稽古でありましたが、見るからに大変そう、というか暑そう。
すっかり冬の気候にも関わらず、弟の顔にはうっすら汗が。
デザインはほとんど同じなのでその苦労は他人事ではないのですが、殺陣のシーンでの裾の翻る様などはやはり格好いいなと思いますし、歩く・座るといったちょっとした所作も衣装のあるなしで意識が変わってくると思うので衣装を着るのは楽しみでもあります。ということで、衣装の方、大変なのは承知しておりますが、なにとぞよろしくお願いいたします(笑)