わたしの名前は香り
彼との出逢いは
見上げるほどの
大きなクリスマスツリーの飾り付けのしてある店内でした
あれはクリスマスの1ヶ月前
彼がお店にやってきました
初めて彼を見たとき
わたしはとても衝撃を受けました
それは‥
前に夢に出てきた初恋の人だったからです
彼はわたしの傍にやってきて
わたしの名前を確認したあと
初対面なのにいきなり
""香り
?(わたし)
彼はわたしの名前を呼び捨てにしながら
じっと見つめ
そっと顔を近づけてきました
なっ⁉何してんの!?
いくら夢に出てきた初恋の人でも
じゅっ順序っていうものがあるでしょ!?
わたしがそう叫んでも彼には届かず
彼は優しく両手でわたしを抱くようにして
自分の顔へと近づけたのです
わたしはとても恥ずかしくてすぐに目を閉じました
するとその瞬間
スーっというのが聞こえました
今の何?
ゆっくり目を開けてみると彼の
はっ💦鼻が目の前に💦
彼は優しく微笑みながらわたしを見て
いい香り✨
これにしよう
そう言ってもう一人?のわたしを買って行きました
彼はわたしの名前を言ったのではなく
最初の""(いい)の声が小さくて
名前を呼び捨てにされたと勘違いした
わたしは
一途な恋する
乙女の
コロンです