コンビ右「こんちはー!」

コンビ左「こんちはー!」

コンビ右左「どーもお久しぶりでございまーす

しるこさんドでーす!」


コンビ右「いや~ここに立つの久しぶりですわ~」

コンビ左「ほんま久しぶりやね~」

コンビ右「そーいえばあんた

さっき楽屋で、道をゆずってあげるとき

どこまでゆずってあげたらええねん?って言ってたなぁ」

コンビ左「そう

うち、狭い道を車で通ってた時に

少し先の建物の間から、車が出てくるのが見えたんよ」

コンビ右「ふむ‥建物の間から車が出てきたんやな」

コンビ左「それでうち、その車を先に行かせてあげようと思って、電信柱の手前で止まったん」

コンビ右「その建物の手前に電信柱があったんやな

それでゆずってあげる為に止まったと」

コンビ左「そう、そしたらその車
うちの前を走るんじゃなくて

こっち側

こっちの方を走って行ったんよ」 


コンビ右「こっち側って
 
対向車が通る側、あんたの車の横を通って行ったんやな」

コンビ左「そう、それでやっと行けると思ったら

対向車がどんどん来よったんよ

  
こりゃぁあかんと思って、対向車が通り過ぎるまでこのまま電信柱の手前で止まっとこと思って

全部で4台通り過ぎるまで待っとったん

そしたら、さっきまでいなかった車が
もう1台どこからか現れたんよ」

コンビ右「えぇ~~~!?
 
その車、マジシャンが乗ってたとか」
 
コンビ左「マジシャンじゃなかったけど
 
多分、ずっと先の方に見える信号から
右折か左折してきた車だと思うねん」
 
コンビ右「じゃぁあんた、最後のその車が通り過ぎるまで随分待っとったんやな」

コンビ左「いや、実は‥

その車が最後じゃなかったんよ」


コンビ右「えぇ~~~!?」


つづく