どこからか飛んで来た
一羽の白い鳥が

ある一本の木の上に止まり

どこからか

聞こえてくる音を聞いて

楽しいな♪と思い

羽で振りをつけながら聞いていた


すると今度は

音と共に歌声が聞こえてきた

その歌声を聞いてると

心の奥まで染み渡り涙が溢れた。。


白い鳥は
強い雨や風の日のことを思い出した

濡れた羽が重すぎて

なかなか前へ進めない時もあって
途中でもうだめだと
くじけそうになったり。

涙と雨で前がよく見えなくて..。

そんな中遠くに

かすかに

遠くに見える

あの木の場所までどうにかたどり着きたいと..。

力尽きそうになりながらも

羽をバタバタさせながら

上へ行ったり下へ行ったり

最後の力を振り絞って

再び上へ

そして 
やっとたどり着いた一本の木

その木は 
白い鳥が目指していた木とは違うけれど

いろんな場所で

いろんな景色を見ながら

いろんな木に止まっては

疲れた心と体を休ませてきた

その場所で

自然の中から聞こえてくる音や歌声を聞く

白い鳥が木の上に止まると「楽」になる

白の左右は
くちばしでもあり羽でもある

自分がいたいだけその場所へいて

自然と触れ合いながら
聞きたいだけ音楽を聞いて

キラキラ輝くお日さまの光りをたどって行くかのように

少しずつ顔を上げて行き

遠くの山々

自然の中の綺麗な緑と
近くの花や草木

そして道


例え今
景色の見える場所にいなくても

目を閉じて

その日 その今いる場所で
好きな音楽を聞いてると

だんだん見えてくる

そして再び羽ばたいて行くことができるキラキラ