子供の頃の夏は


縁側の窓を全開にして


畳の上に布団を敷いて
蚊帳をはり


寝るときは蚊が入って来ないように蚊帳の中を


先に頭から入り


蚊帳の下が開かないようにして


ほふく前進して入って行ったのを覚えてる


毎晩夏の夜は


子供心にそれが楽しかった


扇風機がまだ家に無い頃


母が横で団扇で扇いでくれたのを覚えてる



我が家に扇風機がやって来たときは



嬉しくて一日中扇風機を観察して


涼しい風が出てくるのがとても不思議だった


そして扇風機の前で
あ"~~~と言ったり

われわれは宇宙人だと
やったこともある(少し大きくなった頃)


外の庭が見える縁側に
扇風機を置いて


家族全員が狭い畳の部屋で寝ている方へ



プレゼントに付いてた
ピンクのリボンを付けた扇風機が涼しい風を毎日送ってくれてた‥


あの頃は日中クーラー無くても夏の日を過ごすことができた