あれはは夏の
仕事帰りの真夜中
車を走らせる車道は暗くて
いつものように大好きな曲を聴きながら走らせていると
後ろからギラギラと
ライトを光らせながら
1台の車が猛スピードで近づいてくる
バックミラーに映る車のライトが眩しくて
少し目をそむけたら
車が突然消えた
と思ったら
激しい爆音と共に
私の車を追い越して行った
この真夜中
どうしてそんなに焦って行くのだろうと
大好きな曲を聴きながら
一人そんなことを思った帰り道
やがて
黄色に点滅している
信号を右に曲がって
真っ直ぐ行くと
道路の左側にひまわり畑が見えてくる
真夜中そこだけ
黄色いひまわりが
暗い車道を照らしてくれているかのように
明るくて
一人運転している私は
大好きな曲と
真夜中のひまわりに
見守られながら帰宅する