二十四節気“立春” | 季節の旅人のブログ

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寒さに向かい防寒をしながら、一歩一歩前へ

24日は“立春”でした

 
 昨日は“立春”でしたね。「」の文字を見ただけで気持ちが明るくなりそうです。でも、まだまだ寒いですね。だから、「暦の上では春ですが・・・」と付け加えなければならなくなります。実際の我々の感覚からしても、この頃が一年の中で一番寒い時期に思います。
 
 そういう訳で、私は『“立春”と言っても、形だけの「」か』と思っていました。ところが、よく調べてみると意味合いが違っていることに気が付きましたよ。
 “立春”は春の季節が始まる日」で「冬至」と「春分」のちょうど真ん中。「」が明けて、「」に入る日の意味で、一年で最も寒い日とのことです・・・そう説明されると、我々の感覚と合ってきますね。
 
 これは、「」という定義が昔の人と違っていたから、感覚の違いが出てきたのでしょうか・・・つまり、「「春」とは、寒さが増さなくなった時季」として定められていたため、当然に寒さが底をついた日が、“立春”になるとのことです・・・それだから、“立春”のころは最も寒くてもおかしくないし、それ以降は暖かさが増してくるというわけですね・・・つまり、「」から「」に至る道の「」にあたるのが、“立春”という訳だったのです・・・この説明を知って、「二十四節気」が理解できるようになりましたよ。
 
    “立春”は
        春の気立つを持って也 (暦便覧) 
          <暦便覧:太玄葉の書いた暦解説書で、天明7年(1787年)出版>
 

      ・・・“立春”はこれから暖かくなる“希望の日”ということになりますね。




   《冬景色の中にも、花壇の“パンジー”は暖かい春を待ちながら咲いています》

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