料理の探検《「春の七草」を使ってⅡ》 | 季節の旅人のブログ

季節の旅人のブログ

つかの間の秋を楽しみつつ、ゆっくりと一歩一歩前へ

<“「春の七草」入りトマトドリア”に挑戦
 
 昨年の正月、「物づくり」をしてみたくなって、身近な「料理」を選びました。そして、「家内」に弟子入りして、指導を仰ぎつつ「料理の探検」を始めてみました。
 1ケ月に1回の割合で1年間続けて見ましたが、思った以上に難しいものですね・・・。何んとか、らしいものは作れても、納得出来るものではないのです・・・今年は、あれこれテーマを選ばず、昨年作ったものに再挑戦して、少しでも満足したものにしたいと思います。
 そこで、「師匠(家内)」に昨年度の評価を聞いてみると、
  「少し上手くなったみたい・・・たくさん伸び代がある人だから頑張って!」
などと、お褒めのお言葉をいただきました。
  「えっ? なんですか?」
  「それって、「ものすごく下手」という意味ではないかって?」
  「そうかなぁ・・・?」
 
 
 ともかくも、今年の「料理の探検」に出航したいと思います。
さて、正月7日には「七草粥」を食べる習わしがありますが、以前、私もその習わしを体験したく、作ってみると「ナズナ(ぺんぺん草)」の味が強いものになって食べれるものではなく挫折しました。しかし、「季節の旅人」としては『この季節行事を大切にしたい』と思い、昨年は「」を避けて「春の七草入り茶碗蒸し」にして成功したので、今年も、「」を迂回すのにはどうしたらいいかと、いろいろ考えてみましたよ・・・『ごはんを使ったものならドリアでもいいじゃないか・・・』・・・という訳で、クックパッドにあった「野菜たっぷりトマトドリア」を参考にして“「春の七草」入りトマトドリア”に挑戦することにしました。
 
 
参考レシピ
クックパッドにあった「野菜たっぷりトマトドリア」を参考に作ってみます。これはホワイトソースを使わないので手間なく簡単で、一般的なドリアよりもカロリーが少ないとのこと。

                《 クックパッドにあった「野菜たっぷりトマトドリア」のレシピ

イメージ 1

 
 
材料
  • トマト                                    400g
  • 玉ねぎ                                    1
  • 春の七草                                 1パック
  • しめじ                                    半パック
  • オリーブオイル                      大さじ1
  • にんにく                                 1変片
  • ケチャップ                             大さじ2
  • コンソメ                                 1
  • 塩胡椒                                    少々
  • ごはん                                    150g
  • ピザ用チーズ                          40g

                《「春の七草」入りトマトドリアの材料

イメージ 2
 
 
作り方
  • トマト」は湯むきし、ざく切りにする。「玉ねぎ」はみじん切り、「春の七草」は塩ゆで後、1.5cmぐらいの大きさに切り、「しめじ」は石づきを取り、子房に分ける
    ※「トマト」は熱すると簡単に皮が向けるものですね。でも斬りにくい。
    ※「玉ねぎ」のみじん切りと「しめじ」の子房に分けるのは問題なし。特に「師匠」からは、「みじん切りなどは、何も言わなくても、自分で出来るようになったね」とお褒めの言葉さえいただきました。
    ※「春の七草」の塩ゆでが問題です。「スズナ(蕪)」と「スズシロ(大根)
    の根菜をどうするかですが、分らないので先に塩ゆでして柔らかくなったら、その他の葉を入れで緑が濃くなったらやめることにしました。

      《「材料」の準備 》


    イメージ 3



フライパンにオリーブ油を熱し、みじん切りのにんにくを炒め、香りが出たら、「トマト」「玉ねぎ」「しめじ」「春の七草の茎、根菜」を炒める

ケチャップ、コンソメを加え、塩胡椒で味を整える。ふたをして1~2分煮る。
※煮て、どのくらい全体が柔らかくなればいいか分かりにくかったのですが、時間通りでやめました。
※味見すると、トマト味が強いものになりましたが、これでいいのだろうか。

ごはん」「春の七草の葉」を加え、全体を混ぜて火を通す。
※味見すると、「ごはん」が追加されても、やはり、トマト味が強いものになっています。
※「トマトドリア」なので、これでいいのでしょうね・・・?

耐熱容器に盛り、チーズをかけ、オーブントースターでこんがり焼き色がつくまで焼く。

耐熱容器に盛りつけ、チーズをふりかける

イメージ 4


※焼く時間がわからないのですが、チーズに焼き色が出来たので終了した。
※これで完成です。

「春の七草」入りトマトドリアの完成
   ・・・残りの材料を利用し「オニオンスープ」「サラダ」も追加しました。

イメージ 5
 

 
試食
 “ドリア”に合わせ、「スズナ(蕪)」「スズシロ(大根)」「玉ねぎ」を利用して“オニオンスープ”を作り、“サラダ”も付け加えて、17日の「七草粥」の日に食べました。
 見た目、まあまあだったので、期待して一口食べてみました・・・『うーん!トマト味が強すぎるなぁ・・・。やはり“トマトドリア”より、ホワイトソースの“一般的なドリア”が自分には合っていたかなぁ・・・』・・・そして、食べ続けると、やはり、あの「ナズナ(ぺんぺん草)」の味がします。せっかくの“ドリア”がこれで台無しになりそう・・・「ナズナ」は他のもの以上に時間をかけて塩ゆでしなければならないのだろうか?
 
 総じて、“このドリア”は「チキンライスをドリア風にしたもの」でした。そして、あの「ナズナ」の味を消す事が出来なかったのが残念です・・・師匠も、一口食べると、美味しくなさそうな顔をしました。そして、やはり、「ナズナ」の味が気になったようで、それもマイナス点だったようです。
 
     ・・・今年、初めての「料理の探検」は、どうやら失敗のようでした。