3月18日11時から、市長が質問に答えてくださいました!
連日、放送から生の声を発信してくださるのは、とても嬉しいことです。
(停電時の安全について)
鈴木:昨日、初めて大滝町で計画停電を体験しましたが、
交通整理のいない信号のつかない交差点を見ていて、大変危険だと感じました。
特に、3グループはエリアが広いので、警察官の交通整理が足りないのは想像がつきますが、
どのような対策を取っているのでしょうか?
市長: 警察の皆さんが、主要な交差点に出動して交通整理にあたっていると言う報告は
頂いているのですが、やはり、警察の皆さんのマンパワーも限られていますので、
安全運転に心がけで市民の皆さんでこの難局を乗り越えて行く必要があるのではないかと
思っています。
計画停電中は、トンネルの中や街路灯も消える事があるという事ですので、
停電がおきるという事を想定した行動をとってください。
(計画停電の情報伝達の徹底について)
鈴木:計画停電でもう1つ気になるのは、今でもご自分の家がどちらのグループかを
把握していない方がいることです。
放送でもお知らせはしていますが、非常に細かく、
お年寄りの方等にはお知らせが徹底されていないのではないかと心配していますが!
ネット世代の若い方達には情報が溢れていますが、
逆にまったく届かない世代も有る気がします。どのような対策を取っているのでしょうか?
市長:計画停電の予定が決まった段階で、回覧板の依頼を各町内会に依頼したけれど、遅れている模様。
各行政センターでも丁寧に案内はしていますが、まだ不安な方も多いと思います。
わからない方は、横須賀市コールセンターを立ち上げていますので、
お住まいの地域がどのグループに該当するかの問合せをお願いします。
新しい情報は、出来るだけ早く正確に伝えたいと思っています。
(横須賀市発信情報について)
鈴木:横須賀市から消防・医療等のチームが被災地入りしていると言う話を市長から伺いましたが、
テレビ等ではなかなかそのようなニュースが伝わりません。
ホームページの閲覧に馴染みの無い人は、どこで情報を知れば良いのでしょうか?
また、どこに聞いていいのかわからない心配事等は、どこに聞けば良いのでしょうか?
市長:わからないことは、横須賀市コールセンターでだいたいのことは答えます
046-822-2500・046-822-2500番です。
連休中も受付けていますので、ご利用下さい。
防災行政無線を鳴らすと、電話が多くなります。
混み合っている場合は時間をおいてかけ直してください。
(生活物資について)
鈴木:ガソリンや食料のだけでなく、薬・日用品等、
本当に今後安定して供給されるようになるのでしょうか?
相変わらず、スタンドは長い列、お店は商品がガラガラです。
市長:昨日行った、危機対策会議では消防局から報告がありましたが、
エネルギー庁が、各石油会社に向けて在庫を抱えないようにと指示をしました。
一般車両の混乱は、私も通勤途中に目の当たりにして大変驚いていますが、
近日中には解消されると思っています。
是非、市民の皆さんには落ち着いた行動をお願い致します。
緊急車両やゴミの収集車の給油についても大変難しい状況にあります。
救急車の給油を優先させていただく等、市民の皆さんにはご協力をお願い致します。
(ボランティア・義援金募集について)
鈴木:被災地の支援のために、すぐにでも力になりたいのですが、
ボランティアを派遣する窓口はあるのでしょうか?
支援物資を市役所に持って行けば、一緒に届けてもらえるでしょうか?
また、募金活動は誰でも出来るのでしょうか?
集めたお金は、どこに持っていけば良いのでしょうか?
市長:ボランティア派遣に関しては、まだ現地でも受け入れの体制が出来ていませんし、
今求められているのは専門的なスキルを持った方達という事で、
現在のところは、派遣窓口はありません。
ただ、少し落ち着いて、本当に必要になった場合は、
市民の皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
支援物資ですが、受け入れ態勢やニーズに合ったものを送らなくてはなりません。
例えば阪神淡路大震災の時は、
お湯が沸かせ無いのにカップラーメンが沢山届いたという情報もありましたので、
今、防衛省が自衛隊を通じて、
各都道府県単位で物資を運ぶ段取りを整えていると聞いています。
来週早々にも、市としてどのような受け入れ体制が可能か良検討して行きますので、
その時またご報告をさせていただきます。
募金活動ですが、
市役所と各行政センターに日本赤十字社を通じて募金する、募金箱を設置しています。
今のところ(18日11時現在)
400万円ほどを市民の皆さんから募金していただいている状況です。
今後も具体的な数字をお伝えします。
降込め詐欺の話も聞いていますが、市には振込口座はありません。
募金活動をする方は、責任を持って預けてください。
(放射能について・風評など)
鈴木:モニタリングポストの話を聞きましたが、専門的であまり理解が出来ません。
なのでとても不安です。情報を信じても大丈夫なのでしょうか?
市長:横須賀市には、原子力艦船の監視用のモニタリングポストが、全10機あります。
モニタリングポストというのは、空中内あるいは水の中の放射線の量を計る機械なわけですが、
確かに、3月15日の早朝には、観測値が通常時の5倍くらいを記録しました。
けれども、この5倍の数字も、1回のレントゲンで浴びる放射線のだいたい1/200ということで、
今のところ安全な量だと思っていただいて大丈夫です。
横須賀市には、原子力災害のマニュアルもありますので、
異常値を示し場合は、すぐにマニュアルに沿って、
市民の皆さんへの広報等に務めて行きたいと思っています。
(市の体制について)
鈴木:震災発生から、横須賀市はどのような動きをしているのでしょうか?
今、市長は毎日どのようなことわしているのでしょうか?
どのような体制で対策をすすめているのでしょうか?
市長:横須賀市の市民安全部の中に、危機管理を担当する部署があります。
そこが中心となって、例えば震災発生時の避難所の運営に関してや、
避難勧告の実施などに取り組んでいます。
市の体制は、通常時においても用意されているという事です。
その上で、一部の部署だけで情報を共有するのは危険ですから、
今は毎朝、全部局長出席の元、
警戒危機事案の警戒本部員会議を開催して情報共有に務めています。
私の生活ですが、体力には自信がありますのでご心配いただかなくても大丈夫です
(最後にお願い)
鈴木:市長から毎日メッセージを聞いていて、
非難するのではなく、助け合って乗り切って行こうと強くおもうようになりました!
この市長のメッセージを沢山の人に伝えたいのですが、
何か、ヨコスカオリジナルの節電大作戦と言うか、
みんな同じチームなんだよって思えるような、
そんな、リーダーになってください!!
市長:市民皆さんには、計画停電や食料・燃料の事で色々風評もありますが、
被災地の皆さんの事をまず考えて、オール横須賀!!オール日本!!の精神で、
この大災害による混乱を乗り切って行きたいと思っておりますので、
是非一丸となって頑張っていきましょう!!よろしくお願いいたします!