ギャンブルで失うもの | うつ病とギャンブル依存症だった男の何の参考にもならない平凡な日常

うつ病とギャンブル依存症だった男の何の参考にもならない平凡な日常

過去は消せない
未来は変わる

消せない過去も、大切な時間

昨日、長男が寝る時に、私の上に乗って抱きついてきて

 
『明日、パパに仕事を休んでほしい』
 
と言ってきた。
長男も学校があるやんと返事をすると、
 
学校行く前とか、学校から帰ってきた時にパパにいてほしい
 
とおねだりしてくる。
 
この休みも一緒に、ボール遊びしたり、ゲームしたり、本を読んだり、テレビ見たり。
 
パパといるのが楽しいと思ってくれてるんやね。
 
休むことはできないけど、すごく嬉しい。
 
 
 
それにしても、胸が締め付けられる。
半年間も休職してたのに、ギャンブルばっかりして、子供の相手を全然しなかったことが悔やまれてならない。
 
過去の時間を取り戻すことはできないのは分かってるんだけど、もっと子供との時間を作ればよかったと後悔してばかり。
 
パパ、また出かけるん?
どうせ一人で遊びにいくんやろ。
 
こんな言葉を休日のたびに言わせていた。
 
ギャンブル依存症は本当に怖い病気です。
金銭面だけでなく、大事なものを失う。
子供との時間、笑顔、思い出。
 
子供を愛する気持ちは昔から変わってないはずなのに、ギャンブルしてた頃は、一番大事なのは、子供の笑顔より、ひとりの時間だった。
 
こんなに子供が可愛いのに、なんで一人の時間ばっかり求めてたんだろう。
パチることで何が満たされていたんだろう。
 
パチで勝った時の勝ち分の半分を妻に渡していた。
自慢げに。
妻にお金を渡すことでギャンブルすることを正当化していた。
妻は何年もそれをコツコツと貯めて、家族のため、子供のために使った。
ギャンブル勝ち分を妻が貯めたお金でみんなでディズニーランドに行ったのは、長男の最高の思い出になってる。
 
妻の子供に対する愛情と比べると私の愛情なんてちっぽけなものなのかもしれない。
 
子供たちもそれに気付いているのかな。
 
常に妻が一番で、私は二番。
 
過去の罪は消えないけど、未来に向けて子供の記憶に残る父親でありたいと願います。
 
さよなら、ギャンブル!