海外へサッカーで冒険を目指す少年とそれとは違う野望を持つただのオッサンの話 -2ページ目

メンタリティというものは、勝った負けたで落ちたり上がったりしているようでは駄目。

自分がずっと暮らしていく、毎日戦っていく中で持ち続けていなければならない。

日本人は平均的な地位や中間に甘んじるきらいがある。これは危険なメンタリティだ。

受け身すぎるんだ。

フットボールの世界では、もっと批判に強くならなければならない。


ある方のお言葉。

その通りだと思っている。

メンタリティという言葉も勿体無い。


勝った、負けたに左右されない。

歯を磨くのと同じようにフットボールと向き合い、突き抜ける。


今もホワイトボードと睨めっこ。

何か良いアイディアは湧かないか?

そんな簡単には湧いてこない。

それであれば後数時間睨めっこを続けるだけ。


モチベーションもメンタリティも無いと言えば無い。

フットボールのことを考えていると幸せな時間。

常に色んなアイディアが生まれる。

それをまとめているとまた違うアイディアに辿り着く。それが楽しくて監督という仕事を続けてしまう。


選手達にも悩んでほしい。

どうやったら自分はもっと良いプレーができるのか?

誰みたいなプレーをしたいのか?

イメージが頭の中に無いのに新たなスタイルなど作られない。


フットボールの試合の動画を観てワクワクするシーンをすぐに外に出て真似する。

そんなことを小さい頃兄貴とやってた事を思い出した。これは今の息子達にも受け継がれている。


朝起きてくれば、すぐにプレミアとリーガの動画を一緒に観る。それがひとつの楽しみになっている。

何が正解で何が間違いかは正直わからない。

でもこれだけは言えるのは、子供が楽しくフットボールに向き合えているなら間違えではない。


だから目先の良かった、悪かったとは、長いフットボール人生ではそんなに影響などない。

そんな事に翻弄されている時間を違うことに向けたい。


左右される事なく今日、今できる事に全て注ぐ。





ある動画を見た。

少しショックだった。

Footballはチームスポーツ。

なぜそんなに1人でfootballをしているのか?


頑張れば頑張るほど得点は遠のく。

得点なんか狙ってないよーと思わせて一瞬の隙をつくなんてアイディアはどこにもなかった。


得点ランキングのようなものが今はあるみたいで…

それならボールを奪ったランキング

GKのセービングランキング

ボールを運ぶランキング

シュートブロックランキング…


全部付けて欲しい。と思ってしまう。

実際は集計できないから無理なんだが…

得点だけにフォーカスするのは危険。


もちろん試合に勝つには得点が必要なんだが、得点が生まれるにはチームの頑張りがあったことは忘れてはならない。


1試合を通しての評価。

自分はそこをこだわっている。

となると昨日見た動画は、自分が強すぎたと感じている。

アピールはしようしようと思ってするものではない。


その選手がfootballをしたら勝手にアピールになってしまう感覚。

そこにサッカー選手の本来の魅力があるように思う。


今の日本のA代表の選手達を見てほしい。

誰1人として頑張り過ぎている選手はいない。


緊張、情熱、リラックス、信頼、闘争心


全てがバランスよく見える。

その選手にも気がついてほしい。

頑張れば頑張るほど、パフォーマンスが上がらないのがfootball。


ここでいう『頑張る』の基準はいつも以上に、普段以上に、の話。

いつも以上に頑張ってはいけない。

バランスが崩れてしまう。


試合でのパフォーマンスをトレーニングのパフォーマンスに近づけるのではない。

トレーニングでのパフォーマンスを試合のパフォーマンスに近づけるのだ。


トレーニングから考える試合でなければいけない。

その頑張り過ぎて試合でのパフォーマンスを崩してしまう選手は試合から考えてしまっているのが原因に感じてしまう。


試合でいつも以上は出ない。

普段のトレーニング実力の、出て6割程度だと思っておけばいい。

未知なる相手と戦っているわけだから。


自分に期待しすぎるとバランスを崩す時もある。




本日も朝練をdesenで開催。

前回、遅れてきた選手、来れなかった選手がしっかりと参加できた。

これだけでも成長している。


愚息2人は1日の重要性に気がつき、やるべきことを丁寧にして日々生活している。

努力している感覚はきっとない。

力をつけてパフォーマンスが上がっていることを実感できるのが楽しいみたいだ。


子供は1日でも成長している。

それを望んで頑張っていれば、変わってくる。

本日も17時30分から徹底的に走り込み。


ダッシュ後の回復を早めたいそうだ。

自分の試合でのデータも欲しくて本日あるものを購入。

それで走力を徹底分析。

今の自分に満足することなく、次の目標へ。

今日の1日もfootballを引退する日に1日近づく。

それなのに努力しなければいけない。

それなら楽しんで挑む方がいい。


来週の日曜日は今日と同じ1日ではない。

1週間後の日曜日となる。

やり残すことをなくす。


そして何よりも子供成長を止めてしまうのは、目先に一喜一憂してしまう思考にある。

今日が良いとか悪いとかは全く関係ない。

目標にしている場所に少しでも近づく毎日が重要であり、そこのみにこだわる。


うちの子、努力しないからなぁ…

と聞くことがあるが、好きなことは努力に入らないイメージ。

上達するには何が必要なのか?を見せたことあるのか?

子供に教えたことはあるのか?


箸の使い方は寄り添って教えたのに…

トイレの仕方もちゃんと教えたのに…

努力の仕方…困難に立ち向かい方…壁の乗り越え方は教えないで子供ができないとやる気がない…

本人次第…メンタルが弱い…というのか?


伝えてトライ。

これの繰り返しで子は育つ。

と思っている。

これが正解かどうかはわからないが、子が好きなものに成長したいと思って何かにトライしているのであれば正解だと思う。


近道などない。




このどちらからも逃れたい。

できることなら、ミスしたくないし、責任もおいたくない。

そういう選手が増えた気がする。

これはみんながそうなのか?

と言われるとそうでもない選手もいる。


責任がないと自分のパフォーマンスが出せない人もいる。

ギリギリの戦いが楽しいと思える人もいる。


どうすればそう思えるのか?

色々と考えたが、自分に自信を持てる毎日を過ごせているのか?

それだけの話に思える。


逃げた先には何があるのか?

逃げ続けることはできない。

どこかで立ち向かう時が来ると思う。

それなら今経験した方が良い。


責任を与えられるということは任せられているということ。

人に期待されたことがない選手が責任から逃げてしまう傾向にあるように思う。


期待された選手は何よりも自分自身に期待している。


数名の選手と話してみようと思う。

ミスは成長に必要で責任は強さに必要。


責任を持てれば強さに変わる。

それを知っていると人はいくらでも変われる。


今日の朝練でも1人の選手と話してみた。

『ミスが怖くて自分のせいで負けるのが怖いと話していた』


どんな言葉をかけてあげるか、迷った。

どちらの怖さも持っていなければいけない。

その思いを強さや成長に変えられるマインドを選手達に伝えていきたい。






選手が得点を決める。

そこで喜びを爆発させる選手が増えてきた。


今年から監督は誰よりも喜ぶこと意識している。

なぜか?

やっぱゴールは嬉しい。

単純にゴールを決めるためにfootballしていて、ゴール守るためにfootballをしている。

TMでも絶対喜ぶ。

そういうスタンスでfootballと向き合う。


火曜日のU-13の最終節も5回も喜べた。

守備も最高でたった1度のセンターライン付近のFKがGKのところまで届いたボールのみのシュートだった。


この試合にも相当の準備をして挑んでいる。

毎試合、徹底しているのは準備。

得点を決める、守る準備。


そして試合に勝つ準備。

勝った、負けたには一喜一憂しない。

けど、勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。

勝つために最善のことをし続ける。


よく聞くが、

選手よりも監督が喜んでも…悔しがっても…本人達でしょ?

という意見も聞く。


選手と日々共に闘っている意識がある。

選手が負ければ自分の責任と監督は思わなければいけない。

なので共に喜ぶと悔しがるは普通の感情のように思う。


本当に最近は試合もトレーニングも楽しめている。

こんなにも楽しいとアイディアが湧いてくる。


感情豊かに選手達と共に闘う。


本日のトレーニング2時間も明日の試合の準備をする。