最近いしだが見つけた楽しみの中に「ネットでコミックのレビューを見る」というのがあります。
普通にレビューを見ていたのでは飽き足らなくなって、中国語サイトのレビューを除いてみました。
そのコミックは日本製ですが、中国語版も中国や台湾で読まれています。
中国語では外国由来の名称は近い発音の漢字をあてはめることが多いです。
たとえばSONYなら索尼と表記されますが、「索=繋ぐ」意味も「尼=修道女」の意味も関係なく、発音だけを採用しています。
コミックの登場人物なども、こんな感じで中国語名になっています。
面白いと思える場面は世界共通のようで、名場面はよく話題に上っています。
ちょっとびっくりしたのが、中国語圏のレビュアーたちがつけた登場人物のあだ名(愛称?)。
レビューの中では、同音異義の漢字を使って上手に登場人物の役がらと作中エピソードを掛け合わせたあだ名がついていました。
さらに、発音だけを採用されたはずの漢字の、本来の意味をこれまた上手くもじってあだ名にしていました。
この辺りのセンス、さすが漢字の国だなぁ~と感心するばかりです。
このコミック上の登場人物の「公式」のあだ名より面白いかもと思えてきます。
この中国語圏のあだ名は日本のレビューには出てこないので、日本では知られていなようです。
ちなみにその中国語あだ名を日本語読みしてもそのまま通じます(発音も意味も!)が、ここで紹介することは差し控えさせていただきます…
ともに漢字を使う日本語圏と中国語圏の住人、同じコンテンツをインプットしているのに、別の世界観がアウトプットされる。
案外夫婦のあいだでもありがちなのかもしれませんね、こういうことって。
同じ出来事に遭遇したり一緒に何かを体験していても、相手が自分と全く同じ受け止め方をしているとは限りません。
なんか夫婦の会話がかみあわないなぁ~と思ったら、双方の考えを言葉に出して解釈に相違点がないか確認することも必要ですね。
意外な驚きと発見があるかもしれません。