コンビニで12歳差の子と話すようになったことで
少し、自分が高校生の頃のことを思い出した。
良い機会だ。
これから、私の12年前のことを話そう。
話をしよう。あれは今から36000…
話は長くなる。
以降、10年に渡って、私が傷として抱え続けた物語だ。
これは、間違いなく私の人生のターニングポイントとなった出来事であり
初めて、心の底から神様にお願いをした物語である。
~~~~~~~~~#01 高校2年生~~~~~~~~~
『キーンコーンカーンコーン』
チャイムが鳴り、SHR(ショートホームルーム:中学で言う「帰りの会」)が終わった。
新たに高校2年生となった私には、役目がある。
新1年生を部活動に勧誘することだ。
私の所属している部活は「自然科学部」という。
”3年生になると大学受験で忙しい”ことを理由に、代々、部長は2年生が務めている。
そして、ついこの間、私が部長に決まったばかりだった。
新1年生の勧誘は、
部長としての初仕事であり、今後の部活の活気にかかわる重大なミッションだった。
部室で、新1年生を勧誘するための道具を準備しているうちに
他の部員も続々と部室にやってきた。
緊張感でドキドキしながらも
『やることはやらないといけないし
勧誘の成果は、今後の活動と活気に直結するんだ』と自分を奮い立たせた。
勧誘道具を部員たちに分けて渡し
とりあえず、2チームに分かれることにした。
そして、いざ出発!
その時、顧問の先生がちょうど顔を出した。
「おっ、新部長の初仕事だね!みんなも頑張っていっておいでー!」と背中を押してもらえた。
~~~~~~~~~続く~~~~~~~~~