人の景 雪に宿る魂
久しぶりに岩手の山里を訪ねました。
目的は30年ほど前に手掛けた小学校や保育所、福祉センターがどうなっているか、当初のイメージ通り使われているかなどを、検証すること。
私自身はこの村を訪ねるのは三度目ぐらいで、村のようすはあまりわかっていないが、大学の先生の付き添いとして同乗した。
高速を下りると、三月の下旬だというのに、ご覧のように雪が2Mほど積もっていた。
これが村の骨格となっている県道。両脇に立っている住宅は、30年ほど前に集落移転により谷間から幹線道路へ移ってきたものである。
途中、知り合いのお寺に立ち寄ったが、幹線道路から入っただけで、この通りの雪である。
もう少し前だったら、お寺の本堂も雪に隠れ見えなかったに違いない。丁度、今、除雪中である。
幹線道路では除雪車が通りの幅員を確保するため作業中である。雪国ならではの風景である。
さて、かつての村の北外れに見えてきた白い建物。これは村の依頼で初めて手掛けた小学校である。残念ながら、私自身は建築の設計は携わっていなかったので写真でしか見たことがなかった。
周りの雪の白さにさらに白い建物が、清楚な雰囲気を醸し出している。30年たってもきれいな感じである。
人気はなかったが、後で聞いた話によると、合併により小学校の統合が進み、ちょっと前に廃校になり、これからの利用を検討中のことである。
村全体は東西を南北に連なる山々に挟まれた細長い盆地となっている。
その山々の中の、シンボル的な山が、向こうに見える。
そのふもとには、温浴施設やデイサービスセンター、雪国文化研究所、そして脇にはスキー場まである、村のいわば交流拠点である。
ごらんの建物は雪国文化研究所。雪を邪魔者として扱うのではなく、雪を暮らしや産業に役立てる、雪とともに暮らす知恵を伝えるという目的でたてられたものである。
ここには学芸員がお一人いるが、雪の現状を調査したり、民具を集めたり、最近では雪のもつエネルギーを使う技術も開発中である。
壁には東日本を中心に集めた、かんじきが所狭しと、展示されている。
春が近いせいか、川の水も水嵩を増してきているようだ。
さて、今回の訪問のひとつの目的に、当時、村長さんだった方にお会いすることであった。
村長さんと先生、お互いに懐かしいせいか、黙っていても話題が次から次へと出てくる。
村長さんは現在、介護施設に入っている。話のなかで関心を持ったのは、その施設でときどきやっているらしいが、入所者に対して、ヒアリングアンケートであった。
この内容が大変、興味深く思った。
入居者に対して
どこで死にたいか
誰にそばにいてもらいたいか
最後に会いたい人は
最後に話しておきたいことは である。
人間は誰しも死が訪れる。このアンケートは、それぞれが人生を締めくくるにあたって、悔いを残さないようにというよりは、誰にも与えられた人生のまとめのようだ。これって私のような六十代になったばかりの人間にとってもググッとくる問いかけである。
そしてまちづくりという観点からみても、この問いかけは、家族、地域社会の在り方などに通じる。
村長の語りには、雪に宿る魂のようなものを感じた。
まちの景 花やさん
ここは先日、ご紹介した朝市です。
今日の花やさんの目玉は、ガーベラです。やっぱり街の中に花やさんがあるのは、とても明るい雰囲気になります。
花を仕入れていると、この季節はこの花というように、少しずつ覚えていきます。和花はなんとなく分かるのですが、意外に洋花はわからないですね。花農家の話しだと、ガーベラは年中、出荷しているようです。
接客にも力が入っていますね。
ガーベラは微妙な色合いの花が多いですね。
こういう色をパステルカラーというのでしょうか。
メンバーの一人が、友人の畑にあったなでしこを急きょ商品に仕立てました。
なでしこもいろいろな色があるのですね。
そして、なでしこというと、今はあれで有名です。
先日も参加の若者たち、モノを売ったこともない、ましてや包む、お金のやりとりなど、ドキドキしながら頑張っていました。
なんとか時間までには、ガーベラを完売することができました。
ちなみにガーベラの花言葉は、
「希望」「常に前進」「辛抱強さ」「神秘」
(赤)「神秘」
(ピンク)「崇高美」
(黄)「究極美」
(オレンジ)「我慢強さ」
強い意味合いの言葉が多いです。これぞ花力ですね。
こどもさんも頑張っています。小さいうちから商いの面白さに触れるのはいいことですね。
最近は軽トラでの野菜販売も定着し、11時ごろには品薄になるようです。
おばあちゃん方のお茶飲みも楽しそうです。
天神にぎわい市。これからがますます楽しみです。
次回は6月23日(日)9:00~12:00
市と同じ日に、まちかど蔵では天童フェアが、そして井戸端庵では、手ぬぐい展があります。
目が離せないですね。



























