3時起床。静かな朝を迎える。

息子たちと元旦鳳凰山登山を目指す。

一緒におそばを食べてから出かける。

樹海ラインの空き地に駐車。

歩き始める。予想通り雪が多い。

登山道入り口に4時50分。

 

登り始める。息子たちは早い。

20分歩いて数分休む。途中夜景が見える。

60分で5合目。雪が更に多くなる。

ところどころ膝まで深い。

80分で大文字の1画に着く。

雪の吹き溜まりが肩まであり手で掻き分けて進むがどこまで続いているのか悩む。

風が急に強くあり視界も悪く寒い。

頂上に7時には着くのは無理と判断し諦めることにする。

下山しようと下ると下から従兄弟が登ってくる。

かんじきを持っていて登ろうと言われる。それならついて行こうと挑戦する。

 

何と吹き溜まりを越えると風の影響か斜面の雪が昨年より少ない。

今年は山道に細い棒が立ちピンクのリボンが巻いており目印になる。

それを頼りに一画の120mをゆっくりゆっくり横切る。下を見ると絶壁である。

風が強くふらついたら山際に倒れるようにする。

何とか渡りきる。少し歩くと貯水池からの登山道と合流する。日の出の7時がとっくに過ぎて明るくなる。

そこが9合目である。そこからの斜面が急なので1歩1歩登る。

足の裏全体で踏まないと滑る。呼吸が荒くなる。

風も止んで助かる。

頂上に着いたが誰もいない。

初めて元旦に登ったのが1960年だから62周年になる。

家族に不幸があった時は登らなかったので60回にはならないが良く続いていると思う。

少しして従兄弟や息子たちがそろう。

炭を持参していたので火をおこしお湯を沸かす。

陽が昇り少し照ってくれたので「新型コロナウイルス感染症の終息と参議院議員選挙の勝利を祈る」

皆で写真に収まる。後から登ってくる方が数人見える。

1時間ほど頂上で過ごし8時40分に下山開始。

途中でも登ってくる数人と会う。

9時45分に登山道入り口に着く。

自宅に着いて入浴し温まる。

今年の年賀状は早くも届いていたので目を通す。

中には札幌で暮らしている小学校時代に担任であった恩師からのもある。

びっくりして電話をしてみる。

何と直ぐ声が聞こえてくる。97歳にしては元気な声である。

驚いた、自分で食事を作っていると言う。

今月が誕生日とも言う。

2年後は百歳だね、その時はお祝いに駆けつけますと約束して電話を切る。

先生に、お前も頑張れと励まされた。

俺も負けていられない、生涯現役をモットーに

「一人の百歩前進より百人の一歩前進」を信条に歩みを続けようと思います。