こんにちは。
厳しい暑さが続く中、保護者の皆さまにはお子さまのサポートをお疲れ様でございます。
今回は、過去問演習と添削、解き直しで必要なコピーについて、SAPIXの流れに従い記述したいと思います。
お子さまがSAPIXにお通いで、過去問の添削を塾に依頼される場合、以下の3点セットの提出が求められます。
1)問題のコピー
2)解答解説のコピー
3)自己採点まで済ませた解答用紙
(教科や先生によっては、「校舎の過去問を使いますので、問題・解答解説のコピーは不要です」と案内されることがあります。)
上のセットを用意する際にお勧めしたいのが、国語や算数等、問題ページが比較的少なく、それらのページへの書き込みが多くなる教科について、提出用とは別に問題のコピーを1部用意することです。
問題のコピーが2部あると、解き直しを速やかに進められるためです。
具体的には、以下の流れになります。
1)過去問の問題を2部コピー
(過去問自体は書き込みをしないで保管)
2)「問題コピー1」を使って過去問を解く
(コピーへの書き込みOK)
3)「問題コピー2」を添削依頼時に先生へ提出
4)先生から「問題コピー2」が返却されたら、それを1回目の解き直しで使用
(コピーへの書き込みOK)
5)2回目以降の解き直しでは、「問題コピー1」「問題コピー2」のうち、書き込みのないページを流用
書き込みのあるページは過去問をコピーして使用
6)入試直前など、それが最後の解き直しになる場合、過去問に直接書き込みをして解いてもOK
補足1)
先生に添削を依頼しない場合も、過去問は基本的に問題をコピーして解くことをお勧めします。
(解き直しでコピーする際、書き込みを消す手間が省けるため。)
補足2)
渋渋の社会など、問題ページが多い場合は、1回目の解き直しでは先生から返却された問題コピーを使い、2回目以降は解き直しが必要なページだけを過去問からコピーする方式が、作業と用紙の無駄がないように思います。
ただ、学校や教科によって、問題のページ数や書き込みの量は異なり、また解く時期によっても解き直しの量は変わるため、初めて解く学校の場合は、理科や社会についても問題コピーを2部用意し、以降は様子を見て調整されると良いかもしれません。
補足3)
印刷物をスキャンすると、手書き部分を消去できる学習用アプリ「宿題スキャナー」が人気のようです。
レビューを確認したところ、書き込みを完全に消すことは難しい模様で、過去問への書き込みに対応できるかどうかは不明ですが、通常テキストであればある程度活用できるかもしれません。
私自身は未使用ですが、ご興味がございましたら検索いただき、仕様をご確認いただければと思います。
なお、現在スキャンは無料ですが、印刷は有料とのことです。
補足4)
以上は自宅でコピーを取る場合の進め方ですが、過去問のコピーは形式と作業量が決まっていて、例外対応が無いか少ない作業のため、お近くに対応いただけるコピーサービスの店舗(キンコーズ等)があれば、作業を依頼されるのも一案かと思います。
ただ、店舗に依頼すると、過去問がもう一冊必要なのと、費用が割高になるため、我が家はコピーサービスを、「とにかく時間をセーブしたい」時の最終手段、心のお守りと位置付け、実際には全てのコピーを自宅で済ませました。
また、同じ企業でも、店舗によって対応可能な作業は違うようです。ご依頼の際は、口コミ等をご確認の上、作業の相談や料金・納期の見積もりを店舗に依頼されると良いかと思います。
(実店舗のほか、ネットで見積もりから発注まで済ませられ、自宅へ配送可能なサービスもあるようです。)
また、条件が合い、コピーを依頼される場合、まずは演習一回分を依頼されると、そこで作業のすり合わせができ、残りも安心して依頼できるかと思います。
我が家は、問題・解答解説のコピーをホチキス留めしましたが、ホチキス製本を入れると単価が割高になる場合、コピーのみを依頼されるなど、作業を切り分けて依頼されるのも一つの手かと思います。
受験生の皆さま、保護者の皆さまには、この夏、休みとは名ばかりのお忙しい日々を過ごされるかと思います。
我が家も、息子が小6の夏は特に、お盆の数日を除き、講習講習また講習という日々でした。
それでも、講習が休みになったお盆の1日だけは、朝から家族で遊びに出掛けました。
朝から晩まで、久しぶりに一日遊んだ息子は、その晩良く眠り、翌日からはまた勉強に励んでくれました。
その日の写真を見返すと、今より背が低く丸顔で笑う息子がいて、この子どもらしい表情の彼が、半年後、あの厳しい受験を乗り越えてくれたのか……と胸が詰まります。
忙しい夏でしたが、自分の時間が無いように思う時ほど、終わってみれば、自分にとってかけがえのない時間であったと気づくことがあります。
保護者の皆さまには、大切なお子さまの笑顔や寝顔の愛おしさを心の糧に、くれぐれもご無理はなさらず、この夏をお元気でお過ごしいただければと思います。