首都圏は中学受験シーズンの最中です。
昨年受験を終えた我が家では、一年前のこの時期、2月1日に元気で試験会場に辿り着くことを、第一目標としていました。

無事会場に辿り着き、チャレンジさえ叶えば、例え望んだ結果を得られなくても、
「これまで努力して得たものは、失われることはない。ここからまた、積み上げてゆけばいい――」
と、気持ちを新たに、次に進めると思いました。
そうできる強さを、もう息子は備えているはずと思いました。

そのため、直前期の学習は、必須のタスクとせず、
「ここから先はプラスα。あくまで体調が優先」
と位置付けました。

夜は22時台に就寝し、寝る前には「ぴよぴーよ速報」の歴史解説や、Eテレ「歴史にドキリ」といった、楽しく役に立つ動画を家族で視聴し、息子が心地よく眠りに就けるよう心掛けました。

試験当日、無事会場に辿り着いた時の嬉しさは、言葉にできないほどでした。
前夜、SAPIXの先生よりいただいた激励のお言葉を胸に、息子は背筋を伸ばし、しっかりとした足取りで教室へ向かってゆきました。