2013年8月から10か月間デンマークへ留学していましたが、このたび無事に留学先のエグモントホイスコーレンを卒業。先日帰国しました。
デンマークに来た当初は初めてのことばかりで戸惑ったり、大変なことも多かったですが、仲間の助けがあったおかげで乗り越えることができました。
母国を離れて初めて、日本にいるだけでは気づけなかった日本文化の素晴らしさも10か月間で再認識し、日本食のおいしさ(だしの味など)日本人独特の心遣いや習慣(お辞儀、列に並んで待つなど)などなど『日本にも誇るべきところはたくさんある。」と思いました。
デンマーク人生徒が日本への修学旅行から帰ってきたころ「日本人の人はみんな優しくて僕がお土産を探したいときもずっと一緒に探してくれた。」「ホテルで『日本滞在はどうですか。』って気遣って聞いてくれた。」など日本人の心配りに感動してくれたみたいです。こうしてデンマーク人だけでなくても1人でも多くの外国人が日本の文化や「おもてなし」の心を好きになってくれると日本人として嬉しいです。
また、留学中いろんな人から「デンマークに留学するんだからデンマーク語もしっかり勉強してくるんだよね?」や「留学って言ったらやっぱり語学メインだから日本語はあまり話さないように意識しないとせっかくの伸ばせる時間もったいないよね。」など留学の目的と語学力を伸ばすということについて考える機会が多かったです。
この点に関してはそれぞれの人によって留学前に決めた目的が違うと思うので、もちろん語学メインで頑張ろうという人もいると思います。その目的も素晴らしいと思います。
私は、年齢も職業もばらばらな日本人の仲間からいろんな考えを吸収し、驚いたり尊敬したり。
あまりデンマーク語は話せるようにならなかったかもしれない。でも今の私にとっては「人と関わること」で人として成長するきっかけがたくさんあって語学だけを学ぶよりもずっと大切なものがありました。
私の場合は留学前から「障がいをもつ生徒の自立生活について学ぶ」というのを留学の目的として決めていたのでその目的を達成するためにデンマークで自ら初挑戦の料理やデンマーク福祉施設めぐり、ガラス工芸、ダイビング、カヤックなどさまざまな授業に積極的に取り組んできました。
慣れるまではとても大変で『やっぱり私には無理かな…。」とあきらめかけたこともあります。
でもそんな時周りの生徒や先生があきらめず一緒になって私でもできる方法を考えてくれてすべての授業をやりきることができました。
日本だと一般的に特に身体障害などの障がいを持っている生徒がこのような授業を取ろうとした場合、「~だった場合責任は負えません。」「~に参加するのは不可能です。」などリスクを最初に考えてそれを避けるためにサポートする側もあきらめてしまう場合が多いです。もちろん学校にも管理監督責任があるしすべての学校がこのような対応ではないと思います。
ただ、サポートする側の人に最初から「無理ですね。」と聞いてしまうとその時点で「私はやりたかったけどやっぱり無理だったんだ。」とネガティブな印象が強く残りやすいです。
なのでできることならば本人が何かをする意欲を示していてその実現のために誰かのヘルプが必要なときに先生のみならず周りの人が本人と一緒になって違う視点から別の方法を考えてくれたらとても嬉しく思います。
もし100%本人の望んだ形にならなかったとしても自分にはまだまだ可能性があるということや、周りを見渡せば自分のために手を貸してくれる人がいるとわかって本人にとっても小さな励みになるんです。
自分が何を伝えたいか、どうしたいかはっきり言葉にすること。
いろんな人の意見を聞きながらやり方を考えれば障がいがあってもできることはまだまだあること。
その実現のためには一緒になって「考えてみよう!」と思ってくれる人が必要なこと。
を10か月間で学びました。
私もこれから予想だにしていないようなつらいことや苦しいことがたくさん待ってるかもしれません。
でもこの留学で学んだことを思い出しながら、たとえすごく小さな成長で周りからはなかなかわかってもらえなかったとしても少しづつ前に進んで、人とのつながりを大切にして自分の人生を楽しもうと思います。
留学出発の頃から書き始めたこのブログも、この投稿で一旦区切りにしたいと思います。
また何かの機会があれば、書くこともあるかもしれません。
私のブログを読んでくださったみなさん、本当にありがとうございました。