いち早く国産新型コロナワクチンの開発に名乗りを上げながら、実用化目標の延期に次ぐ延期を重ねてきたアンジェス。昨年11月には「追加の臨床試験が必要になった」として開発完了を2023年以降へとさらに先送りした。

 そんな中、同社内で波紋を広げているのが厚生労働省の決定だ。新型コロナ向け経口治療薬の開発中止を同年12月発表した中外製薬に対し、支給した補助金4.58億円の一部返還を求める方針を明らかにしたもので、同省では「当然の措置」としている。

 アンジェスはワクチン開発支援の名目で国から約94億円もの補助金を受け取っている。仮にワクチンの有効性が示されず、開発断念などに追い込まれるような事態になれば、中外同様に一部返還を求められかねない。

 

以上は会社四季報「兜町怪情報」1月18日記事

 

国産ワクチンには期待していたのだけれど、流石「アンジェス」。