これを書いたのは
入院中でした
誕生日までに退院できるんだろうかと
思って願って
生まれた街は
今の実家とは違う街
父が転勤族だったから
出生地はまた更にちょっと田舎
北国の2月は寒い
極寒
小学校の先生が
2月は 更に衣を着る程寒いから
"きさらぎ"って言うんだよ
って、教えてくれたっけ
とにかく寒い北国の2月
物のない時代
紙おむつもない
暖房は何?
薪ストーブ?
布おむつは洗濯機か手洗いか…
その頃の
真冬の赤ん坊の世話
母は大変だったろうな〜と
我が子を育ててみてしみじみ思った
でも何年か前に気づいたんだ
暦の上では
立春を過ぎたら春
私は春生まれなんだ🌸
なんだか気持ちが明るくなった
四季の中で春が一番好き
雪が溶け
土がドロドロになってぬかるんでも
厳しい冬が長いほどに
春は待ち遠しい
そんな春
きさらぎに生まれたんだ
あと何回
この日を迎えることができるんだろう
春に生まれた喜びを
何回味わうことができるんだろう
前に子供と
命ってものを
軽めに話した事があって
「お母さんはね〜いいんだよ
まぁここまで生きたからね
君たちが元気ならいいのよ」
すると次男が
「わかんないよ〜
僕だって明日どうなるか
わかんないんだから〜」
「そうだね〜
だからこそお母さんが先に
逝く分にはいいでしょ
まぁ、お母さんの親より先に逝くのは
残念なことだけどさ」
そんな会話をしたんだ
誕生日までに退院できて
家族と過ごせることに
今はひたすら感謝をしよう