時計の針は
ちょうど
5時を指していた

夕方の5時だ

あぁ〜
そうか…悪性か…
ガンだったんだ…

にしても5時て
どんだけやんびっくり

そんなガッカリ感を味わうとすぐ
強烈な寒気に襲われた
「寒い寒い寒い 寒い寒い寒い…」
私は言い続けた

朝、オペ室まで案内してくれた看護師さんが
「手術が終わると寒くなる患者さんがいます
寒くなったら『寒い』と言ってくださいね照れ
って優しく言ってくれてたもんでにやり

言わねばなるまい〜えーん


ストレッチャーで移動開始
今度は激しい吐き気
そしてリバースゲロー
絶食してたのに〜あせる
多めに2回笑い泣き

外に出ると
田舎から姉も来てくれていて
家族と感動の対面⁉️
いやいやそれどころじゃない

病棟に戻りナース室横の部屋へ
相変わらず震えて「寒い」しか言わない私に
家族は少々引き気味😅
会話もできないまま帰らせてしまった

その後少し寝たのか
記憶がない
目を覚ますと
喉に強い違和感

『なんだこれはてなマーク