術後間も無く、腸が動き出すと、
激しい痛みを伴います。
これ、
蠕動痛、と言うそうですね。
私は腹腔鏡手術を受けたのですが、
確か、三日目ぐらいだったかな?
とんでもないお腹の痛さに、
ギャーギャー騒いでしまいました

何しろ、初めてだったんです。
お腹が横長に痛い、
だなんて

よく考えれば、
腸の形に痛みが沿っていました。
直腸を切除する為に、全身麻酔で
しっかり寝かせていた子が起きるのです。
まぁ、痛くて当たり前なんですが

でもね〜、ホントに理屈じゃなく、
あの痛みは尋常じゃなかったです
ただもう、痛くて痛くて……

朝の回診で先生達に訴えると、
ソレは蠕動痛と呼ばれるモノ。
腸が動き出した事であり、
大変喜ばしい事なのだ、と。
中には満面の笑みを浮かべる
先生もいました。
でも、先生、笑えないから。
それほど、痛かったです
もうね。
左右ゴロゴロ、仰向けなんて
とんでもない。
一番痛くなかった姿勢は、
右横向き、少し身体を丸めた
胎児姿勢?、でした。
これって、咳をした時に走る
痛みを逃すのにも有効だったので、
あの頃は、
ほぼ一日中この姿勢だったかな

いつ終わるんだろう、
この痛みって……
と、
思っていた時期もありました。
でも、でもね。
この頃、落ち込む私を、
同室の人達は
たくさん励ましてくれたんです
先の見えない痛みや、
漏れの続くストーマの問題。
結構いっぱいいっぱいでしたが、
その励ましと、
腹痛を伴うオモシロ話には
勇気づけられ、且つ有難かったです。
そして、本当に不思議な事に、
皆さんがそれぞれ云う様に、
いつの間にか
普通に生活していたんですよ。
勿論、健康だった時よりは、
多少の制限はありましたけど
術後間もない人がこのブログを
見ていたとしたら、
私は全力で応援します。
貴方は1人じゃない

ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε
↓食品サンプルで作られた
キーホルダー、です。
触ると微妙に柔らかいのが
面白仕様かと。
お粥、という名の三分粥の頃。
私、これを見ては、
お腹の虫を慰めました(笑)

